イスタンブールの観光名所として名高い「グランドバザール」。その名を聞けば、誰しもがワクワクしそうな場所ですが、実は私、ビビってしまって入り口だけ見て帰ってきてしまったんです。実は、ちょっと後悔しています…。
この記事では、その時の体験談を通じて、グランドバザールを訪れる際の注意点や対策についてお話しします。これから訪れる予定の方は、ぜひ私の失敗談を参考にしてください。
グランドバザール(Grand Bazaar)は、イスタンブールでも最も有名な市場で、歴史的には1461年にオスマン帝国時代に建設されました。広大な迷路のような屋内市場には、約4,000軒もの店が並び、ジュエリー、絨毯、陶器、香辛料、そして土産物が所狭しと並んでいます。その規模は世界でも最大級で、訪れるだけでも一大冒険です。地元のトルコ人でも迷子になるそうですから、それなりに注意が必要かもですね。
そんな魅力的なグランドバザールに、私は事前の予習をほとんどせず、軽い気持ちで訪れました。しかし、イスタンブール初日で朝から夕方までびっしり観光があった旅の疲れと軽い体調不良も重なり、すぐに不安がひろがりました。それでも「せっかく来たのだから」と気力を振り絞り、ガイドに連れられてバザールの入り口まで足を運びました。
入り口に着いて自由解散になった瞬間、大変お恥ずかしい話ですが、トイレに行きたかったのです…。バザールの中にトイレがあるのかどうかわからなかったので、買い物の前に門のわきのWCに進みました。
ここには列ができていたので、私は最後尾に並びました。しかし、なかなか列は進みません。偶然でしょうが、そこに並んでいるのはいずれも欧米人(?)ばかりで、しかも、紙がないらしく、みんなで紙をシェアしたり、あまりの臭気に顔をひそめている様子がうかがえました。
しばらく待ちましたが、全然進まない様子に業を煮やして私は、さっきガイドさんと解散する前に立ち寄った土産物屋に引き返しました。
…これからバザールに参戦する、というときにはこういう些細なことも準備万端で臨む必要があったわけです。
さて、行ったり来たりで、体調を整え、やっとバザールの入り口に戻り門を潜り抜けてアーケードに入った瞬間、私はすでに圧倒されてしまいました。
大勢の観光客や地元の買い物客が行き交い、あちらこちらから店主の呼び込みが響き渡ります。予想以上の賑わいと活気に、まるで自分が迷子になってしまったような感覚に陥りました。「ここに足を踏み入れたら、戻ってこられないのでは?」という焦りも感じ、ガイドさんから「くれぐれもメイン通りに沿って歩くように。わきに入りたいときはちょっと行ってまたすぐメインに戻るように」とくぎをさされていましたが、結局ぐいぐいと中に入る勇気が湧かず、入り口からさほど進むことなく引き返してしまったのです。
今回の私の経験から、グランドバザールを訪れる際には、以下の点に注意すると良いでしょう。
イスタンブールのグランドバザールは、その規模と活気で誰もが楽しめる魅力的な場所ですね。私のようにあまりに店が多すぎてビビってしまう人もいるかもしれませんが、しっかりとした準備と心構えがあれば、きっと素晴らしい体験が待っているはずです。次回訪れる際は、私ももう少し余裕を持って楽しめるようにしたいと思います。
皆さんもぜひ、この壮大なバザールでのショッピング体験を堪能してください!