トルコの洞窟ホテルは、独特の歴史と風景が魅力の宿泊施設であり、カッパドキア地方に多く点在しています。この地域は古代の火山活動によって形成された奇岩や地下都市で知られ、洞窟ホテルはその地形と歴史を活かした観光資源として発展してきました。
私が今回泊まったのはCCRというとても大きな洞窟ホテルで130近くの部屋があるとのことでした。遠くから見ると山全体がホテルのような印象を受けます。ホテルの部屋割りは、ツアー会社が宿泊当日にくじで選んだので全くの運です。ただし、旅の途中で腰痛が出た方などにはエレベータ(業務用)が近くにある部屋をブッキングしたと聞きましたが、全体としてエレベータはありません。今回私たちグループは、荷物をホテルの人に運んでいただいたので良かったのですが、自分で運ぶにはかなり難儀だと思います。実際、自分で運ぶ時もあるようで、同行したガイドは「洞窟ホテルはエレベーターがないから嫌だ。みんなが泊まりたがる気持ちがわからない」と、冗談とも本気とも取れる愚痴を言っておられました。
それぞれの部屋について、わかる範囲で書きますと、私の部屋は普通にカードキーで入るタイプでしたが、中にはキーで入る方もおられ、それが立て付けが非常に悪くて戸締りに何分もかかり、しかも手が痛くなったということでガイドに交渉してもらい、部屋を変わっておられました。そのほか、ベッドの頭部分が直接壁で土埃が落ちてくるとか、窓があったりなかったり、とか本当に部屋によって内装は違うようでした。
私の部屋には入り口のすぐ横にジャグジー付きの浴槽があり、細長い部屋を通り抜けた一番奥にシャワーがあるという何とも変わったつくりでした。そのほかはベッドは宮付きで埃の心配はありませんでした。窓はなく、壁もそこまで曲線ではなかったので、正直、洞窟感はあまりなかったです。このホテルに行くまで、私は勝手に「洞穴」のような自然味いっぱいの部屋を想像していたのです・・・。もしかしたら、そんな洞窟感満載の部屋もあったのかもしれませんね・・・。
部屋に行くまでの階段や通路は細く曲がりくねっている感じで、灯りは人感センサーになっていましたが、時々感知せず、うっかり階段を踏み外した方もおられました。目の前で転んだところを目撃したので怖かったです。電灯などを持って歩くと安心かな、と思いました。
6. 宿泊のメリット・デメリット
今回はツアーなので、このホテル自体の宿泊費はわかりませんが、体験としては満足しています。個人でホテルを選ばれる方は自分の譲れないポイントをキチンと抑えてとか公式HPや口コミなどでよく調べられることをお勧めします。
総合的に私はとても気に入りました。近くにお店が少ないことや、あっても坂道を歩くので、ご自分の体力と相談?してぜひチャレンジしてください。異国に来たという感じはとても味わえますので。
非日常を体験できる貴重な機会。トルコへ行かれる時はぜひ洞窟ホテルもしらべてみてください。また、同じホテルでも条件が全く違うので、できる限り事前にホテルとやり取りをしたりほうがいいでしょう。
特別な体験がしたい方に洞窟ホテルは絶対おすすめです!