2024年4月1日、日本の男性アイドルグループSexy Zone(菊池風磨、佐藤勝利、松島聡)は「Timelesz(タイムレス)」へと改名しました。それと同時に、彼らはグループの未来を左右する大きな挑戦に乗り出しました。それが「TimeleszProjectタイムレスプロジェクト」——“自分たちで新たな仲間を探す” という前例のない試みです。
日本のアイドルグループでは、メンバーが減ることはあっても増えることはほとんどなく、新メンバーの選定も事務所が主導するのが一般的。でも今回は、メンバー自身がオーディションを進め、誰を迎え入れるかまで決めるという、かなりリスクのある方法をとっています。1万人以上の応募者から現在は8名にまで絞られ、いよいよ2月14日の6次審査発表(最終)を迎えようとしています。
2月7日現在、予告動画が出ていますが、候補生8人と既存メンバーの意気込みが画面越しでもビシビシと響いてきて、痛いくらいです。
韓国のアイドルグループでは、サバイバルオーディションを経てメンバーが決まることがよくあり、NCTのように流動的なメンバー構成のグループもあります。でも、日本の男性アイドルグループは基本的に固定メンバー制で、長年の活動を通じてグループとしてのブランドを作り上げるスタイルが一般的です。
だからこそ、「Timelesz」の挑戦はかなり異例。メンバーが増えることでグループの雰囲気がガラッと変わる可能性があり、ファンの反応によってはイメージに影響が出ることも考えられます。それでも彼らがこの決断をしたのは、どんな理由があったのでしょうか?
これまでの映像を追っていくと、メンバー自身がこのプロジェクトを通じて成長しているのがわかります。ある動画発信者は、この流れを「守破離」にたとえていました。
このプロセスは、ただメンバーを増やすということではなく、アイドルのあり方そのものを再定義しようとする試みにも思えます。
正直なところ、これまで「Timelesz」という名前は知っていたけれど、彼らの楽曲やグループとしての活動にはあまり詳しくありませんでした。個々のメンバーの活躍はなんとなく知っていたものの、それぞれがどうつながっているのかまでは意識していなかったんです。
でも、このプロジェクトを追ううちに、彼らの楽曲が自然と頭の中でリフレインするようになり、気づけばグループ全体の物語に引き込まれていました。これは、まさにプロジェクトの狙いそのものなのかもしれません。
こうした流れが、視聴者にとっても自然に受け入れやすい仕掛けになっていると感じます。
途中からプロジェクトの動画を視聴し始めた私ですが、最初はオーディションに立ち向かう候補生らの熱い姿勢に惹かれました。しかし、次第に既存メンバーの葛藤や覚悟、候補生同士の人間関係などが描かれ、まるでドラマを見ているかのような感覚になってどんどん引き込まれていきました。
プロジェクト動画の中で、既存メンバーの一人が「死ぬほど売れたい」と発言していました。アイドルが「死ぬほど売れる」とはどういうことなのか。これは単なる成功への願望ではなく、覚悟そのものなのだと感じます。果てしない道のりを進んでいく彼らの姿勢からは、「終わりなき旅」の険しさが伝わってきます。
ここで気になるのは、このプロジェクトが終わったあと。話題性があるのは当然として、本当に大切なのはその先です。
このプロジェクトは単なる「新メンバー探し」ではなく、Timeleszというグループがどんな未来を描いていくのか、その過程をファンと共有する試みでもあります。でも、プロジェクトが終わったあとも興味を持ち続けてもらえるかどうか——ここが本当の勝負なのかもしれません。
2月15日には6次審査の結果が発表されます。待ち遠しい気持ちと、プロジェクトが終わる寂しさの両方が入り混じる、なんとも複雑な心境です。この先、Timeleszはどんな選択をして、どんな形に進化していくのか。今後の展開を楽しみにしながら、引き続き注目していきたいと思います。