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初めての「Ichigojam」体験 〜プログラミング初心者でも楽しめる〜

先日、福井県鯖江市にある「Hana道場」で行われたプログラミング体験講座に参加してきました。
対象は子ども向けでしたが、大人の私でも受け入れ可能で、実際とても楽しく学べた90分でした。

今回使ったのは、福野泰介さんが開発された「Ichigojam」というてのひらに載せられる小型パソコン。こんなに小さくて1秒に5000万回も計算できるのだとか。


基板とディスプレイ、キーボード、電源プラグをつないで、スイッチを入れるところからスタートしました。
最初に簡単な接続の説明を受け、あとはテキストに沿ってキーボードでコマンドを入力していきます。
タッチパネルではなく、キーボード入力だけで操作するというのが、今の子どもたちにとっては新鮮だそうです。

今回の参加者は4人。
初心者は私と小学3年生の男の子の二人で、ほかの子たちはすでに経験があり、もくもくと作業を進めていました。
ちなみに、進級テストもあるようで、部屋には修了証や賞状が飾られていました。

小学3年生の男の子は学校でもプログラミングを体験したことがあるそうで、飲み込みも早く、どんどん進んでいきます。
私も負けじと頑張り、テキストどおりに入力していくと…
なんと、いわゆるインベーダーゲームのようなものが動き出しました!

「自分が打ったコードでゲームが動く!」という感動は、予想以上に大きく、
90分があっという間に感じられるほど楽しい体験でした。

教えてくださったのは年配の男性で、
「タッチパネルが主流の今、キーボードだけで操作する経験はとても貴重」と話されていました。
また、「Ichigojam」は基板を自分ではんだ付けして作ることも可能で、電子工作の教室も開かれているとのこと。
ただし、はんだ付けはやけどのリスクもあるため、必ず親子で参加してもらっているそうです。


社会教育の立場から感じたこと

私は普段、社会教育に携わっており、「Ichigojam」の実物はみたことはありました。
しかし、これまで自分で触ったことがなく、「これは良い機会!」と今回体験してみた次第です。

感想としては、個人差はありますが、次のように感じました
○ 小学3年生くらいから、アルファベットの理解があれば十分取り組める
○ ただし、あまり年齢が小さい子だと、90分間座り続けることが難しい場合もある
○ 興味の個人差がとても大きく、学校などの集団教育では「さわり」程度しかできない

本当に興味を持った子に向けて、少人数でじっくり取り組める環境を作るのが理想だと思います。

私も今回の体験をきっかけに少人数の体験会ができるようになったら楽しいと感じました。


まずはPCで気軽に体験してみませんか?

ちなみに、PCブラウザ上でも「Ichigojam」のプログラミング体験ができる公式サイトがあります。
興味がある方は、まずこちらで雰囲気をつかんでみるのもおすすめです!

▶ IchigoJam web(ブラウザで体験できるサイト)

誰でも気軽に始められるので、ぜひ試してみてくださいね!

案内人りく