私のお気に入りのコーヒー専門店をご紹介いたします。
それは「Enzo Coffee」さんです。
こちらは、福井県福井市にある自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店です。
2004年6月に開業。
農園を訪問し、そして信頼できるバイヤーから選りすぐりの高品質なスペシャルティーコーヒー、そして出回らないレアアイテムなどを取り揃えているのが特徴。
こちらは家族でやっておられ、以前は「ENZO CAFE」という名前だったのですが、「カフェという名前だと、食事ができると勘違いしたお客様がこられる」ということで改名されました。そういえば「カフェ飯」なんて言葉が以前はやったのです・・。
店内に入るとまず目に入るのは焙煎機。オランダ製の「Giessen」というマシンです。2024年8月から導入。これで自家焙煎されています。
そして店の奥にはずらりとCOFFEEが並んでいます。メニューも豊富で、説明を見ながら選ぶのがまた楽しい。
ここで注目。お豆の値段は何と全部同じ!
マスター曰く「値段で選んでほしくないから」なのだそうですよ。中にはこのお値段では提供できないようなものもあるらしいです・・・。
また、ドーナツなど、手作りのお菓子も並んでいますので一緒に味わうこともできます。
そして。5月1日からGW期間中には、スペシャリテとして、普段店頭に並ばないような豆を購入することができます。
Top of Top Coffee Beans
ニカラグア – サンホセ カツアイ カーボニックマセレーション ナチュラル (浅煎り)…1500yen/100g
ニカラグア – ラ ピコナ パライネマ ナチュラル (浅煎り)…1500yen/100g
ブラジル – グアリロバ ピンクブルボン アナエロビック ブラックハニー (中煎り)…1200yen/100g
ウンナン – リンツァン ワインイースト ダブルファメンテーション ナチュラル ( 浅煎り)…1200yen/100g
以下、それぞれの豆の説明をENZO coffeeさんのサイトから転載させていただきます。
【1.ニカラグア サンホセ農園(Finca San Jose)】
所在地:ヌエバ・セゴビア県 ディピルト (Dipilto)、ラス・マノス地域
標高:約1,250~1,350m
生産者:エウドロ・ギジェン (Eudoro Guillen)
品種:カツアイ (Catuai)、カツーラ (Caturra)
プロセス:カーボニックマセレーション ナチュラル(CM Natural)
特徴:ストロベリーやグアバのような熟した赤い果実の風味:
赤ワインやブラウンシュガーのような厚みのある甘み:発酵感はクリアで、複雑かつジューシー、CM発酵によりベリー系の酸味と芳醇なアロマを強調
【2.ニカラグア ラ ピコナ (La Picona)】
所在地:ニカラグア北部 (おそらくヌエバ・セゴビア周辺)
品種:パライネマ (Parainema)
プロセス:フリーウォッシュド、ハニー、または発酵プロセスが多く見られる(ロットによる)
特徴:パライネマ特有のスパイシーさとクリスプな酸味/シトラス、パッションフルーツ、アプリコットなどの明るい果実味
ボディはミディアム~クリーン、持続する余韻高品質なロットは、審美性とクリーンカップが両立している
【3. ブラジルグアリロバ農園(Fazenda Guariroba)】
所在地:ミナスジェライス州 サント・アントニオ・ド・アンパロ市
標高:約1,100m
品種:ピンクブルボン(ピーベリー含む)
プロセス:ダブルファーメンテーション・ブラックハニールートエアロビック 24h → アナエロビック24h → 天日乾燥
特徴:ラベンダーやハイビスカスなどの華やかな香り、ワイルドハニー、ネクター、モラセスなどの濃厚な甘み
・シトラスやマイルドな酸味と調和
・スムースでクリーンなカップ、エレガントな余韻
【4.中国雲南リンツァン(Lincang)】
所在地:中国雲南省臨(リンツァン)地域
農園例:秋農園(Qiu Po Farm) などが代表的
標高:約1,650~1,750m
品種:カティモール (Catimor) 系
プロセス:ワインイーストファーメンテーションナチュラル
ワイン酵母とともに150時間の嫌気性発酵後、乾燥特徴:赤ワイン、チェリーブランデーのような芳醇な香り、ドライフルーツ、チョコレート、フローラルなニュアンス
・スウィートでコクのある仕上がり
・酵母による発酵由来の複雑さが魅力
いかがですか?どれも購入しやすいよう100g単位でパックされています。
私は正直全部気になるのですが、中でも、4の雲南省にぴぴっときました。
先日TBS「マツコの知らない世界」でバリスタを目指す小学生が登場した回があったのですが、ここで紹介されたのが中国雲南省のコーヒー。中国といえばお茶の名産地として有名で「プーアル茶」というのは知っていましたが、このプーアル(普洱)がある雲南省の南側は、「コーヒーベルト」と言われるコーヒー生産に適した緯度帯にあたり、日照、降雨量、昼夜寒暖差などの天候条件が揃っているのだそうです・・・。
番組中、マツコさんも「お茶みたいなあじわい」と言っておられましたが、ENZOさんの手掛けたコーヒーは果たしてどんな味と香りがするのでしょうか??
いずれの豆も在庫がなくなり次第販売終了とのことですので、気になる方はぜひ。