今回は自宅で簡単に作れる 無添加だしの素の作り方をご紹介します。
市販のだしの素は手軽で便利ですが、大量の糖分や食塩、添加物が入っていたり 安全なものを選ぼうとするとお値段が高かったりします。
ダイエット以前に健康を考えた時、なるべく添加物は避けたいもの。自宅で作れば添加物も気にすることなく 安全安心なだしの素が驚くほど簡単に作れます。
今回用意した材料はこちらです
鰹節 40g 昆布(または昆布茶)20g 干ししいたけ 20g 切り干し大根20g
今回このように分量を記載していますが 個体差があって分量ぴったりに 用意することが難しいものもあります。多少前後しても失敗してしまうことはないので 大体の目安として作ってみてください。
1 まずは昆布をハサミで細かく切ります
材料の中で昆布が一番硬く粉末になりづらいです。 昆布だけが粉末にならずに形が残ってしまうことがある ので 最初に出来るだけ細かく切るようにしてください。
2 干しシイタケはあらかじめスライスになっているものはそのままで大丈夫ですが 、ホールの干しシイタケは 昆布と同じようにハサミで細かく切ってください。 石づきの部分だけを切り落とし 軸の部分は使えますので、そのまま切っていきます 。スライスタイプを用意していただければ切る手間が省けます 。ちなみに干しシイタケは生の椎茸をスライスして2日ほど乾燥させると 簡単に作ることが出来ます。
3 フライパンに昆布を入れて乾煎りします。 昆布が一番硬いので、昆布だけを長めに乾煎りして水分を飛ばし 粉砕しやすくしておきましょう。 火加減は弱火と中火の間くらいです。 途中で煙が出てきたら極弱火にして こげないように絶えず混ぜながら2分ほど乾煎りします。 あまりに煙が出てしまっている場合は 一旦火を消して予熱だけで煎ってください。
4 2分ほど経ったら、切り干し大根をほぐしながら入れます。 干しシイタケも入れましょう 煙の量が多くなってきたら一旦火を止めます。切り干し大根が焦げやすいので焦がさないように絶えず混ぜます。
5 2分くらい乾煎りしたら最後に鰹節を加えます。 最初は量が多いですが 乾煎りしているうちに乾燥してどんどん嵩が減ってきます。 全ての材料をまんべんなく乾煎りして 水分を飛ばすことで綺麗な粉末になります。 2分くらい煎って鰹節がカラカラになってきたらOKです。
6 煎った材料をフードプロセッサーに入れます。 ミキサー、ブレンダー、ミル、すり鉢など 粉砕できるものなら何でも大丈夫です。 一番完璧に粉末になるのはミルです。一度に入りきらないので 粉砕しながら少しずつ入れていくことにします。 ある程度細かくなったら追加で入れます。 全部入れ終わったら 綺麗な粉状になるまで粉砕していきましょう。 端の方に寄ってしまっただしの素を時々寄せながら混ぜます。
7 この作業を5回くらい繰り返し 合計で3分くらいは混ぜたと思います。 刃が小さいミキサーだと粉砕するのに 少し時間がかかる場合もありますが根気よく混ぜてみてください 。
8 昆布が少し残ることがありますが気にならない程度にしあげてください。ミルを使うと粉々になります。昆布が気になる方は、 元々粉末になった状態で販売されている 食塩不使用の昆布茶で作ってみてください。昆布以外は比較的簡単に粉末になるので 昆布茶にするだけでより簡単に粉末だしが作れます。 昆布茶以外の材料を動画の通りに乾煎りし ミキサーで粉砕する時に昆布茶を加えて一緒に混ぜてください 。
9 清潔な保存容器に入れ替えます。 常温保存の場合は、冷暗所で1か月くらい日持ちします。 冷蔵保存の場合は3か月程、 冷凍保存もできます。タッパーに入れて冷凍すれば 固まってしまうこともないので使いたい時にすぐに使えます。 冷凍の場合は半年ほど持ちます。
このだしの素は、市販品のように食塩が入っていないので うっかり入れすぎてしまっても そんなに大きな失敗につながることもないと思います。
塩入りにしたい場合は
よくあるだしの素のように塩分入りにしたい場合は 乾煎りしている段階で塩を小さじ1入れて一緒に加熱してください
アレンジも効きます
このだしの素はアレンジも出来て 煮干しやエビを入れても美味しくできます。 煮干しを入れる場合は、臭みが出やすいワタなどを取ってから フライパンで煎ると美味しくできます。
このだしの素の使い方
まずはお味噌汁 約2人前で作ります お水300ml、だしの素を小さじ1、お好みの野菜を入れて火にかけます。 あとはお味噌を溶かすだけです。 普通にお出汁をとってからお味噌汁を作ると、だし殻が出るので それをふりかけにして消費したりすることが多かったんですが このように粉末にしてしまえばだし殻を再調理する手間も省けますし、より手軽に栄養をまるごと頂くことが出来るようになります。
カツオ節、昆布、椎茸は旨味の素としてよく知られる成分で そこに切り干し大根を加えることで甘味をプラス カルシウムや鉄分不足の予防にもなりますし ビタミンやカリウムなどの有効成分もとれるので 簡単に栄養がプラスできるだしの素です。 お味噌汁だと味噌を溶かすことで だしの素による濁りはそんなに気にならないんですが お吸い物にしたい時などは、汁が濁ってしまいます。我が家では特に気にすることなくこのまま頂いていますが、 見た目を良くしたい時もあると思いますので、 そういう時は、お茶パックに入れてから煮だすか 最後に茶こしで濾しながらお椀に入れると 透き通ったお吸い物が頂けます。
だし巻き卵の作り方
だし巻き卵は 卵3個に水を大さじ3 だしの素は小さじ1 みりん大さじ1に、塩は小さじ1/3 卵と調味料を入れたらよく混ぜます。 混ぜてもだしの素は完全に溶けず、下にたまりがちです フライパンに流しいれる時はその都度 よく混ぜてから入れるようにしましょう
このだしの素を入れるだけで いつもの玉子焼きが格段に美味しくなります。
ふりかけにもなります
このだしの素はふりかけとしても活用できます。 約150gのごはんに、だしの素小さじ1 刻んだ大葉に、梅干し1個をたたいてペーストにしたものと いりごま大さじ1 今回はすりごまを入れました。 よく混ぜたら完成です。 だしの素は鰹節の割合が多いので おかかおにぎりのような感じになります。お醤油と混ぜればリッチなおかかおにぎりになります。
他にもうどんのおつゆ、肉じゃがなどの煮物、お好み焼き 和え物に加えても美味しくなります 離乳食や介護食にも使えますし 塩分を控えたい方や鉄分を強化したい方にもオススメ。
さまざまなお料理にお使いいただける万能調味料で 日持ちもするのでとても便利ですよ 是非作ってみてください。
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