ついに半島から一番南の島まで繋がってパンダ館にも行けるマカオLRT【澳門輕軌石排灣線】

2020年に運行を開始したマカオ(澳門)LRT(Light Rapid Transit)は、日本の「ゆりかもめ」にも似た、観光客にも地元住民にも便利な交通手段です。そして2024年11月1日、新たに「石排灣線(シーパイワン線)」が開通し、マカオ南部のコロアン地区までアクセスが可能になりました。これにより、コロアンの人気スポット「石排灣郊野公園(パンダ館)」へのアクセスも格段に良くなっています。

マカオLRTの料金システム:気軽に使える価格設定

マカオのLRTは、距離に応じて料金が設定されており、基本的に3駅までが6MOPから始まります。しかもマカオパスを使用すれば半額になるなど、マカオは他の都市に比べて交通費が安いため、LRTも気軽に利用しやすいのが特徴です。

料金の支払い方法:

  1. 現金:各駅の自動券売機で、乗車する駅と目的地を指定してチケットを購入できます。
  2. マカオパス 澳門通(Macau Pass):マカオのICカードで、日本でいう「ICOCA」や「Suica」のようなもの。これを使えば、LRTだけでなくバスや一部の店舗での支払いも可能です。マカオパスの利用で料金が少し割引になるため、観光中の移動にとても便利です。飛行機でマカオ入りする方は、到着ロビーの同じ階(2階)の端にセブンイレブンがありますので、そこで購入すると便利ですよ。定員さんには「マカオパス、プリーズ」で通じます。 130MOP 払うと100MOPはチャージ、30MOPが保証料ということになります。最小限の現地通貨は両替しておいてください。  路線などの情報はこちら                 

マカオLRTでのアクセス方法:パンダ館までのルート

新たに開通した石排灣線を使えば、人気スポットであるパンダ館へもLRTで簡単にアクセスできます。以下はパンダ館までの具体的な道順です。

  1. LRTで石排灣駅へ移動
    マカオ中心部からLRTに乗車し、石排灣線の「石排灣駅」で下車します。
  2. バスでの移動
    石排灣駅から徒歩圏内ですが、バスに乗るとさらにスムーズです。駅のC出口からいったん地上に降ります(エレベーターがあります)。駅からは歩道橋があり、上からだとバス停がよくみえます。バス停の名前は「樂居大馬路C691」です。ここからは8路線のバスに乗ることができます。マカオのバスは路線図が路線ごとにわかりやすく表示されています。今回は「パンダ館」が目的地ですので、25番の路線で行きましょう。最寄り駅は「石排灣郊野公園C655」というバス停です。2駅先になります。
  3. 徒歩でパンダ館へ
    石排灣駅パンダ館までは徒歩5分ほど。2で紹介したバス停がある道ではなく、C出口から出て歩道橋を渡りきる前に右に曲がり、脇道のようなところにでます。右手に赤い壁の建物を見ながら、左に曲がるイメージです。ここからゆっくりとコロアンの自然を楽しみながら向かうのもおすすめです。

 参考にした動画はこちら

マカオの公共交通事情:一人旅にも安心

マカオは小さな都市で、公共交通機関が整っているため、バスやLRTの利用がとても分かりやすく、一人旅にも適しています。バスもLRTも早朝から深夜まで運行しており、どこでもアクセスしやすいのが特徴です。自家用車の普及率が低く、公共交通が主流のため、街全体がコンパクトにまとまっており移動が便利です。

マカオパスでスムーズな観光を

マカオの観光中は、マカオパス(Macau Pass)を利用することで、LRTやバスの乗り降りが簡単になり、ICカード1枚でショッピングや飲食もキャッシュレスで済ませられます。マカオの主要駅やコンビニで購入可能で、使い切った後はチャージも手軽にできます。

新しい石排灣線の開通により、観光エリアが広がったマカオ。次の旅行では、LRTを活用して、パンダ館やコロアンの自然を楽しんでみてはいかがでしょうか?

4頭のパンダが見放題!

私は2023年にマカオに行きましたが、パンダ館も無料でみることができました。親パンダとこパンダ2頭の合計4頭のパンダ(Kang kang、jian jian、xin xin、Kai kai)がいて、人も少なく、飽きるほど見ることができましたよ。パンダ館は公園の開園より少し後に開園するので、時間を確認して行ってくださいね。また、月曜は休館なので、注意が必要です。