インスタで見たあの幻想的な光景、まさにその場所に自分が立っている瞬間は夢のようでした。

なぜトルコを選んだのか

トルコに行きたいと思ったきっかけは、インスタで見た美しい気球の映像でした。その瞬間、「ここに行きたい!」と思ったのです。

奇岩というのでしょうか、谷すれすれのところに100を超える気球が浮かんでいる様子はとても幻想的でした。あの景色の中に行けたらなんて素敵なんだろう・・・。それから、トルコ旅行について少しずつ検索するようになり、今回のツアーにめぐりあったのです。
正直、その動画を見るまでトルコに特別興味はありませんでした。

そういった意味では動画の影響ってすごいですね。

気球の申し込み方法

私は旅行社のツアーにもうしこみましたが、ガイドブックによれば、ロイヤルバルーンボヤジャーバルーンズがあるようです。個人手配はベルトラなどでも扱っているのでそちらを使うといいかもしれませんね

気球に乗る際の流れ

気球に乗るには、催行会社がホテルにピックアップに来てくれます。私たちの場合、早朝5時30分にホテルを出発しました。この時、ツアーガイドは行きませんが、私たちのガイドはロビーで案内をしてくれました。

 催行会社のバンで搭乗場所まで連れていかれ、しばらく待機して風を待ちます。正確には風速10キロ以下でないと飛べないという安全規則があるようで、それ以下になるのを待っているようです。

 私たちの場合、幸いなことに30分もせずに気球の準備ができて車から降りるようにいわれ、組み立ての様子もみることができました。薄暗い時間からの作業で、辺りはさすがにひんやりしていましたが、「寒い」というほどでもなく、薄手のダウンとセーターくらいで十分でした(10月)。

 旅行ツアー自体のガイドは気球に乗らないのですが、前日からの注意事項として「くれぐれも気球のガイドの言うことを聞いて、危険な行為はしないように」「すべて英語で話すので、英語がわかる人は周りの人に通訳してほしい」と言われました。着陸の時に衝撃を受けるようで、低い姿勢をとるように何回も念押しされました。ツアー同行者の中には途中で腰を痛めた方がおられ、注意事項を何回も告げた上、参加するかどうかは自己判断だと言っていたのが傍で聞いていて印象的でした。

 結果として、私たちが乗った気球のかごは衝撃も少なく着地しましたが、過去には、かごがひっくり返ったこともあるようであながち大げさでもなさそうです。

空中からの景色の感想や写真撮影のポイント

空中の景色は絶景そのもの。奇岩の谷のようなところをすれすれに進む様子は圧巻です。当たりはたくさんの気球が浮かんでいますので、その様子もすばらしい。

ちょうど、トルコの「富士山」のような、きれいな円錐形をした山の向こうから朝日が上がる様子がみられました。動画でも静止画でもどんなアングルでも絵になります。

また、有料にはなりますが、気球にはWEBカメラが取り付けられており、360度の静止画を買うこともできます(日本円で5000円だったと思います)。データはUSBで渡してくれます。キーホルダーとして気球の飾りも一緒についていました。

天候による中止の可能性やその対策

 前述したとおり、風速があると気球が飛ばないことがあります。ツアー参加者はとても気になるところですが、ガイドも「当日の朝にならないと催行するかどうかわからない」と繰り返しており、実際、バンに乗って現地へ行って風がやむのを待っても気球に乗れないこともあるそうです。

私たちはカッパドキアでの宿泊は2泊でしたが、予定がびっしりくまれており、チャンスは一回しかありませんでした。なので、「今日ダメだったので次の日」という融通が利かない状態でした。

 どうしても参加されたい場合は日程に余裕を持つことが必要かもしれませんね。