福井から米原まではスムーズに移動できた私。新幹線への乗り換えもできて気分は上々。さてさてこのままスムーズに大阪までたどり着けるのでしょうか・・・。

① 京都駅でICOCA通らず「ピッ!」事件発生

新幹線を降りて、一旦改札を出ようとICOCAをピッ。→「ピッ!」(高音)→ 通れず。
駅員さんに確認すると「ICOCAの清算がされていませんね。向こうの精算所でお願いします」と。
一番最初に在来線(第3セクター)へICOCAで入場してからは、改札や乗り換え口がなくJ Rに乗り、その後は切符を使って乗り継いできたので、「そうか、ここで精算しないといけないよね」と納得して清算所へ向かいました。


② 精算所で「ここではできません」無限ループのはじまり

指示された窓口で並ぶこと5分。いざ自分の番が来たら「ここではできません。戻ってください」との返答。
いやいやいや、さっきの人が「ここに行け」って言ったやん!!
ここは、冷静に冷静に・・・。「改札口のかたがこちらへ行けとおっしゃいました」

すると、窓口の係員、いかにも苦虫をつぶしたように…。


③ 実はJR東海 vs JR西日本!? 管轄の落とし穴

よくよく聞いてみると、今いるこの新幹線構内は「JR東海」の管轄のようです。
ICOCA(JR西日本のICカード)は、JR西日本の窓口じゃないと精算できないということらしい。
そんなこと、どこにも書いてないけど????(心の声が大音量)


④ とりあえず、JR東海の改札はくぐったが・・・

 新幹線の改札を出た私は言われた通り、一つ上の改札のところにある清算所に向かうことになりました。この後もICOCAで大阪、その後の支線に乗り換えたいし、交通系ICカードは一枚しか持っていないし、とにかく、宙ぶらりんの状態のままでは今後カードが使えないので、精算してほしいところです。

 目的の改札に行き、事情をまた説明すると、私のICOCAを機械に通して係員曰く「ハピラインの精算はここではできません。ハピラインの窓口に行ってやってください」というではありませんか?!

 おいおい、一体どうなっているんだ。あっちいけこっちいけで挙句、できないとは・・・。

とにかく、そこの係員は「ここではできない」の一点張りで融通がきかなそうな感じでした。

「このあともICOCAを使って大阪まで行かないといけない」となんとかお願い口調で説明すると、「帰りの駅で精算を申し出ろ」という。こちらも「帰りの駅は無人駅です」と言い、とにかくこの窮状を脱出させてほしいので必死です。

係員は本当に「しょうがない。今回だけですよ!」と本当にしょうがなさそうな表情満載で小さな紙を書いて私にくれました。

未精算であること。乗った区間が書かれJR西日本の日付入りハンコがポンと押されています。この紙を持ってハピラインの精算所へ行け、と念押しされ、やっとICOCAがリセットされた私は、なんとか改札を通してもらうことができました。。。。


🔍【旅の学び・まとめ】

  • ICOCAで無人駅から乗車+EX予約で新幹線利用途中精算(改札をでる)が必要になる可能性大!
  • 京都駅新幹線改札はJR東海、JR西日本の精算はしてくれない!
  • ICOCAは便利だけど、複雑な乗り継ぎの時は紙の切符の方が安心なことも…?
  • 駅には複数の鉄道会社の職員がおり、みんながみんな鉄道事情に精通しているわけではない

結局、正解は何?

結局、私はハピラインを紙の切符で乗るか、敦賀駅で一旦改札を出ればよかったようです。ハピライン乗り継ぎでJRを利用したことがなかったので、乗り換え口がなくICOCAをタッチするタイミングがない、とは知らなかった・・・。これは誰しも起こりうる事態ではないか、と思います。特に私のように次の乗り換えや発券が気になる人はついつい先を急いでしまうので。。。。

ともかく、帰りも同じ事態になるので今度はしくじらないようにせねば。

僕まあ、これも含めて楽しい珍道中ではありました。


(参考)ハピラインの乗り換え・よくあるご質問

帰ってきてからハピラインふくいのQ&Aを見ていたら、私と全く同じトラブル(経路は違います)が載っていました。

Q 【敦賀乗り換えの具体例②】ハピラインの無人駅から敦賀駅まで乗車し、敦賀駅から特急サンダーバードを利用して大阪駅まで行く場合で、敦賀駅から大阪駅間のJRきっぷをすでに持っていて、ハピラインの区間のみICカードを使いたい場合はどうすればいいですか?

A 敦賀駅でハピラインとJR特急列車(サンダーバード・しらさぎ)とのお乗り換えの際は、乗り換え用の自動改札機が設置されていないので、敦賀駅でお乗り換えの際に一度ICカードで改札を出ていただく必要があります。

  例:越前花堂駅から敦賀駅で乗り換えてJR特急サンダーバードで大阪駅まで行く場合

  ①越前花堂駅でICカードを機械にタッチしてホームに入る

  ②敦賀駅まで乗車

  ③敦賀駅に到着後、敦賀駅の出入口改札でICカードを機械にタッチして改札を出る

  ④敦賀駅から大阪駅までのJRきっぷで改札を入る

  ⑤特急サンダーバードで大阪駅へ

※敦賀駅の乗り換えの際に、ICカードで改札を出ずに大阪駅できっぷを通して改札を出てしまうと、ハピライン区間が未精算の状態となり、ICカードが使えなくなってしまいますのでご注意ください。

…私の場合は改札自体でひっかかったので?リセットできましたが、知らずに改札を通ってしまうと後でICOCA(ICカード)が使えずもっと面倒なことになったようです。

こういうことは体験しないと分からないものですね。

大阪まではどう行った?

京都駅で一旦外へ出て再びICOCAを利用し駅構内に入ってからはICOCA一択です。新快速で京都ー大阪(3駅しか止まらない)、その後は環状線を使って目的地に無事たどり着きました。

帰りのICOCAはどうしたのか?

帰りは、全く同じルートで帰ってきました。したがって、JR敦賀駅から、乗り換え口もなく、ハピラインに乗ったのです。

ICOCAは大阪から京都までで精算してしまっているので切符を使って敦賀まで辿り着けます。その後、乗り換え口もなくハピラインに乗れてしまうのですが、これは厳密にいうと鉄道営業法第29条違反ですね・・・・・。ハピライン側の改札口を一旦出てから改めて乗車するのが正解のようです。

まとめ

今回、実際に予約から切符発券、乗車とやってみていろいろ注意点があると知り勉強になりました。

今度からはできる限り事前に調べてきちんと楽しく乗りたいと思います