こんにちは!今日は、私が大好きな韓国ドラマ「ドリームハイ」について語らせてください。2011年に放送されたこのドラマは、夢を追いかける若者たちの成長を描き、今も多くのファンの心に残る名作です。音楽とともに描かれる友情や恋愛、親世代との葛藤が、世代を超えて共感できる理由なのです。
私はこのドラマが世に出てほどなく視聴しましたが、今、60代となって改めて見返すと、また違った視点でとらえることができます。当時は、若者たちにばかり目がいきましたが、親目線で改めて語ってみたいと思います。
「ドリームハイ」とは?夢を追う若者たちの青春群像劇
「ドリームハイ」は、韓国の芸能学校「キリン芸術高校」を舞台に、歌手やダンサーを夢見る若者たちがさまざまな試練を乗り越えて成長する物語です。監督はイ・ウンボク氏、製作には韓国の人気プロデューサーであり俳優のペ・ヨンジュン氏も関わっており、若手スターの成長を見守るという視点が際立った作品になっています。また、韓国の大手事務所「JYPエンターテインメント」代表(当時)であるパク・ジニョン氏(J.Y. Park)も先生役で出演しています。さらに、当時の新人俳優やアイドルが勢ぞろいしていることでも話題になりました。Miss Aのスジ、IU、そしてキム・スヒョンに加え、2PMのテギョンやウヨンが主要キャストとして出演しており、JYPならではの音楽の質の高さも大きな魅力です。
キャスト紹介:キム・スヒョンと2PMの共演
「ドリームハイ」には、今や大スターとなったキム・スヒョンも出演しています。彼が演じるソン・サムドンは、田舎から出てきた無名の青年で、最初は音楽の素養もわからない原石のようなキャラクター。しかし、キリン芸術高校で才能を見出され、少しずつ自分の夢に気づいていく過程が描かれます。劇中で披露するキム・スヒョンの歌「Dreaming」は感動的で、彼の歌唱シーンはファンの間でも名シーンとして知られています。
さらに2PMのテギョンとウヨンも、それぞれ個性的なキャラクターで出演しています。テギョン演じるジングクは、過去の傷を抱えながらも夢を諦めずに進む青年で、ウヨンが演じるジェイソンは天才ダンサーでありながら、どこか天然な可愛らしさを持ったキャラクター。2人のパフォーマンスシーンは、K-POPアイドルとしての本領を発揮していて、観ているだけで引き込まれます。
見どころ:親世代の視点と「偽のショーケース」でのカン先生の名スピーチ
今回私が取り上げたい「ドリームハイ」の魅力のひとつに、親世代との葛藤が描かれている点があります。夢を追いかけたい子どもたちを心配し、現実的な道を選ばせようとする親の姿勢は、時に生徒たちの障害となります。しかし、子どもたちが本気で夢に挑む姿に触れることで、親たちも次第に理解し始めます。
特に感動的なシーンが、カン・オヒョク先生(演:オム・ギジュン)が「偽のショーケース」を開いた後のスピーチです。ショーケース終了後、オヒョク先生は保護者の前で「これは偽のショーケースでした」と暴露し、こう語りかけます。
「飛べるかどうかわからなくても、挑戦しろと言いたいです。その過程が幸せであるよう、私は全力を尽くします。もちろん落ちたときに受け止めてくれる安全網も必要です。それが家族だと思います。今後ともお子さんへの激励と応援をお願いします」
このシーンは、夢と現実の狭間で葛藤する親の気持ちに寄り添いながらも、子どもたちが挑戦することを諦めないようにと背中を押す名シーンです。オヒョク先生の「セーフティネットは家族」という言葉には、たとえ失敗しても支えるという親としての深い愛情が込められています。自分も親として、また、社会教育に携わる者として、この言葉に心を動かされました。夢を追うことが必ずしも成功に結びつかなくても、挑戦し続けることの大切さを、子どもたちに伝えたいと強く思わされます。
「ドリームハイ」が教えてくれる、夢を支える親の役割
「ドリームハイ」は、夢を追う若者たちと、それを見守る親世代が共に成長する姿を描いた作品です。オヒョク先生やチョン校長が、若者の挑戦を応援しながらも、現実的な支えを用意する姿は、私たちオトナ世代にとって大きなメッセージです。夢に飛び込むことはリスクもありますが、しっかり支えるから挑戦してごらん、と伝えたい。そんな思いを再認識させられるドラマです。
まとめ:「ドリームハイ」は世代を超えて愛される名作
「ドリームハイ」は単なる青春ドラマではなく、夢を追う勇気や支える側の葛藤を描いた深みのある物語です。キム・スヒョン、2PMのテギョンとウヨン、IU、スジらが熱演する若者たちの姿と、彼らを支える大人たちの葛藤が織りなすこの作品は、夢を諦めかけた人にも、支える側の人にも心に残るメッセージを届けてくれます。
今の時代にこそ、「ドリームハイ」を改めて見直し、夢を追う大切さを感じてみませんか?一緒に「ドリームハイ」の胸熱なエピソードについて語り合えるとうれしいです!
追記
このドラマのことは、実はしばらく忘れていました。しかし、最近YouTubeで知った「タイプロ」や、仕事で目の当たりにしたダンス講師のチャレンジと子どもたちへのメッセージを機にまた見返したくなったのです。同じ作品を繰り返し見る醍醐味もたまりませんね。