実はここ数日、ずーっとぐずぐず迷っていました。
テーマは「上海旅行中の通信手段、どうするか問題」。
これまでは、迷う余地もなくWi-Fiルーター一択。
「とりあえず持っていけば安心」という感じで、特に不便もなかったんです。
でも最近、ずっと気になっていたのがeSIMやSIMカード。
「もっと安いんじゃない?」「ルーターを持ち歩かなくていいって楽そう…」と、旅行のたびにちらっと思いながらも、なんとなく手を出せずにいました。
結局今回もまた、安全パイのWi-Fiルーターを予約。
ここまではいつも通りの流れ。
でも…やっぱりeSIMが気になる!
「そろそろ試してみようかな」と思って、いろいろ調べてみました。
eSIM、どうやって選んだ?
初めてなのでまずは情報収集。
YouTubeでいくつか比較動画を見て、実際に使っている人の感想をチェック。設定の様子も動画で確認できたので、だいぶイメージがつかめました。
その中で「これならいけそう」と思ったのが、Airalo(エアロロ)。
選んだ理由は…
- 中国での利用実績が多く、レビューも安定していた
- 金額がリーズナブル(私の場合はWi-Fiルーターの約半額!)
- アプリが直感的で使いやすそう
- 設定方法の動画が多数あって安心
アプリからeSIMを購入して、端末にインストールするだけ。
「なんだ、意外と簡単そう」と思えたのが大きかったです。
迷うくらいなら、まずやってみる
というわけで今回は、Wi-Fiルーターを保険にしつつ、eSIM(Airalo)を実験的に使ってみることに決めました!
まだ実際に使ってはいないので、使用感については帰国後にまたレポートしますが、少なくとも「気になるけど分からないまま先延ばし」は、今回で終わりにします。
「気になるけど、失敗したら怖い…」と思っていた方の参考になればうれしいです。
体験談はまた別の記事で詳しく書く予定です。
Airaloの購入&設定ステップ(初めての方向けガイド)
私自身も「eSIMって難しそう…」と思っていたのですが、意外とシンプルでした。
YouTubeなどでも設定動画が多数あるので、合わせて確認すると安心です。
以下は、私が調べて整理した「Airaloの基本的な使い方ステップ」です。
【準備するもの】
- eSIM対応スマートフォン(iPhone XR以降、Pixel、Galaxyなど対応機種多数)
- クレジットカード or Apple Pay/Google Pay
- 通信環境(eSIMのインストールにはネット接続が必要)
【STEP 0】そもそも自分のスマートフォンがeSIM対応かどうか調べてみた
そもそも契約する前に自分の持っている機種が対応しているかどうか調べる必要があります。
iPhone
- iPhone XS, XS Max, XR以降の全機種
- iPhone 11シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone SE (第2世代、第3世代)
iPad
- iPad Pro 11インチ (第1世代以降)
- iPad Air (第3世代以降)
- iPad (第7世代以降)
- iPad mini (第5世代以降)
Android
- Google Pixelシリーズ (全モデル)
- Samsung Galaxyシリーズ (一部モデル)
- Sony Xperia シリーズ (最新モデル中心)
- その他、OPPO, OnePlus, XiaomiなどもeSIM対応機種があります
また、eSIMを利用するには、対応機種であるだけでなく、通信事業者(キャリア)がeSIMに対応している必要があります。
さらに詳しい情報は、以下のグローバルモバイルやWiFiレンタル本舗、楽sim、ゲオオンラインストア、Airaloで確認できます。
私はiphoneなので、実際の電話で確認してみました。
① 「設定」を開く
② 「一般」を開いて「情報」にアクセスする
③ SIMロックの記載が「SIMロックなし」となっていれば対応できる
以上です。
【STEP 1】アプリをインストール&アカウント作成
① App StoreまたはGoogle Playで**「Airalo」**アプリをダウンロード
② メールアドレスやSNS連携でアカウント登録(1分ほど)
【STEP 2】中国で使えるeSIMを探す
① ホーム画面から「中国」または「Asia(アジア地域)」を検索
② データ容量・使用日数に応じてプランを選ぶ(例:1GB/7日間など)
③ プラン内容とレビューを確認し、「購入する」をタップ
※私が見たサイトでは、「Great China eSIM」という中国・香港・マカオ対応プランを選んでいました。VPNなしでもネットが使えるという声もあります。
VPN(Virtual Private Network)についても知っておこう
VPNは、日本語で「仮想プライベートネットワーク」または「仮想専用線」と訳され、インターネット上で安全に通信を行うための技術です。インターネット上に仮想的な専用回線を構築し、第三者からの覗き見や改ざんを防ぎます。
VPNの主な特徴とメリット:
- セキュリティの強化:インターネット上の通信データを暗号化し、第三者から見えないようにすることで、情報漏洩のリスクを軽減します。
- プライバシー保護:実際のIPアドレスを隠し、個人情報を守ります。
- インターネット利用の自由:ジオロックされたコンテンツやウェブサイトへのアクセスを可能にし、海外でのインターネット利用を便利にします。
- 社内ネットワークへのアクセス:遠隔地から会社のネットワークに接続し、社内システムやファイルにアクセスできます。
VPNの仕組み:
VPNは、トンネリングと呼ばれる技術で、インターネット上に仮想的なトンネルを作り、そこを通って通信を行います。このトンネルは、暗号化されているため、第三者からは通信内容を傍受することができません。
VPNの利用シーン:
- フリーWi-Fiの利用:フリーWi-Fiはセキュリティが低いため、VPNを使って通信を暗号化し、個人情報を保護します。
- 海外でのインターネット利用:ジオロックされたコンテンツにアクセスしたり、海外のWi-Fiで安全に通信したりするために利用します。
- 社内ネットワークへのアクセス:従業員が外出先や自宅から、安全に社内ネットワークに接続し、業務を進めるために利用します。
VPNの利用には注意点も:
- 通信速度の低下:VPNを利用すると、通信速度が遅くなる場合があります。
- 設定の煩雑さ:VPNの設定は、OSやサービスによって異なる場合があります。
- 無料VPNのセキュリティリスク:無料のVPNサービスは、セキュリティが低い場合があるため、注意が必要です。
VPNは、インターネットの利用をより安全に、そして便利にするための有効な技術です。しかし、利用する際は、上記のような注意点も理解しておく必要があります。
私が行く中国ではセキュリティが厳しく、設定をしていないとアクセスできないサイトがあります(Googleやlineなどが例)。それを防ぐために中国の通信手段ではなく違うアクセスの方法をとる、というようなことですね。
【STEP 3】eSIMのインストール(2通りの方法あり)
▼方法①:QRコードで読み取り(iPhoneなど)
① 別の端末でQRコードを表示
② 「設定」>「モバイル通信」>「eSIMを追加」>「QRコードを読み込む」
③ 表示される手順に従いインストール(数分で完了)
▼方法②:アプリ内から自動インストール(対応端末のみ)
① アプリ内で「eSIMをインストール」をタップ
② 承認やプロファイルのインストールを確認して進めるだけ
【STEP 4】eSIMを有効化する
① モバイル通信の設定画面で、AiraloのeSIMを「オン」に
② モバイルデータの優先SIMをAiraloに設定(必要に応じて)
③ 日本のSIMはオフにすると、データローミング課金を防げます
【STEP 5】渡航後に通信開始!
・現地に到着したら、モバイル通信をオンにして接続開始
・数分でネットが開通(エリアによって少し時間がかかることも)
・通信が不安定なときは、一度機内モードオン→オフで再接続
✍️ひとことメモ
- eSIMを追加しても、もともとの日本のSIMは消えません(切り替え式)
- 通話・SMSは使えないデータ専用eSIMがほとんど(LINEやSNSはOK)
- トラブル時に備えて、事前にアプリと手順を確認しておくのがおすすめ!
あらかじめ設定しておくこと
eSIMを追加しても、もともとの日本のSIMは消えませんが切り替え式です。
ですので、事前にアプリと手順を確認する必要があります。これは具体的にどういうことでしょう。
一例ですが、アリペイの設定などで「認証」をする場面があります。その際、「メッセージ」と「電話」のどちらかでやることになるのですが、これを「メッセージ」としてしまうと、eSIM設定中は受け取れない、ということのようです。切り替えて対応すればいいのでしょうが、「電話」にしておけばその手間がいらないですよね。
Airalo Japanの動画サイトはこちら