🔸タイプロ、アゲイン。
一時期、ハマった、「タイプロ」・・・タイムレスのメンバーが新しい仲間を探すためのオーディションの様子を動画サイトで配信していました。毎日解説動画を追ったり、審査の結果に一喜一憂したり、と楽しく?過ごしていた私。
メンバーにならなかった候補生も他のグループのメンバーとしてデビューする方もおられ、また、今更?ではあるのものの、当時の課題曲のパフォーマンスをプロのダンサーが見て解説していたりと、まだまだ影響は大きいのです。
その中で「この候補生、ジャズの要素を取り入れた体の使い方ができているね」とプロの方が語っている場面があったので、気になって調べてみました。
🔸「ジャズの要素を取り入れている」とは?
🔸「ジャズの要素を取り入れている」とは?
ジャズダンスは多様なジャンルの動き(クラシックバレエ、モダン、ストリートなど)を取り入れた、表現力の高いダンスです。
具体的には:
- アイソレーション(身体の部位を独立して動かす)
- シャープな動きと滑らかな動きの対比
- 音楽のリズムやアクセントに合わせたニュアンス
- 感情の表現(セクシー、力強い、しなやか、など)
などが特徴的なのだとか。
ですので「ジャズの要素を取り入れている」とは、「ただ振り付けを真似しているのではなく、ジャズらしい体の使い方や表現ができている」という意味のようです。
🔸「ジャズを習った体の使い方ができている」とは?
これはもう少し身体的な部分の評価です。
たとえば:
- 背骨や胸郭のしなやかさ
- 骨盤の動きや重心の移動
- アイソレーションの正確さ
- 柔軟性やコントロール力
などが含まれます。
私、実は、超体が硬いのですが、週一回、ダンスにかよっています。ほとんど、ストレス発散と、これ以上体が硬くならないため、さらにあわよくば、少しでも体が柔らかくなって欲しいから・・・。
そのジャンルは、ずばり「ジャズダンス」
1時間半のレッスンで、とにかく「柔軟の時間が長い」。小一時間、体の部位を柔らかくしているのではないでしょうか。。。。
どうも、調べてみると、これは“体の使い方”を可能にするための大事な基礎トレーニングなのだそうです。つまり、“ジャズダンスの素地”を作っているということになるようです。
🔸「胸を使える」とは?
ジャズでも、特に胸を使う動きが重要。これはジャズダンスやヒップホップなどでよく言われる表現で、主に以下のような意味です:
- 胸郭(胸の骨のかたまり)を上下・前後・左右に動かせる
- 呼吸や感情と連動した“表現”の手段として胸を使う
- 肩や首だけではなく、体幹(コア)から動いているように見える
この「胸を使う」という感覚は、実際にはアイソレーションや体幹の可動性・柔軟性がとても重要です。つまり、体が硬くても練習で十分に習得可能なスキルなのです。
体の硬い自分への贈り物
もしかすると、今後こんな視点も加えると楽しくなるかもしれません:
- 先生の動きを見ながら「この動きは胸?腰?どこが中心かな」と分析してみる
- オーディション番組を観ながら「この人のどの部分が“ジャズらしい”のかな?」と探してみる
- 鏡で自分の胸や肩の動きを確認してみる(※少しずつでOK)
🔸「胸を使って前屈」の意味の再確認
前屈は、なかなかできるようになれないので、悔しいのですが、「胸」を使えるように意識しています。
これは、以下のような動き・意図を含んでいると思います:
- 骨盤や腰を無理に丸めるのではなく、胸(胸郭)を前にスライドさせるようにして前屈する
- そうすることで背骨を一つひとつ丁寧に動かしながら前屈することができる
- 背中や肩、首などの“引っ張ってしまう部分”の緊張を減らして、正しい方向に伸ばす
つまり、「前屈」というよりも「背骨と胸を正しく動かして結果的に前屈になる」という、ジャズらしいアプローチです。1ミリでも前に行く意識が大事だよ、と先生に言われ、気持ちだけでも、と毎回頑張っています。
🔸なぜ逆に引っ張られるのか?原因と対策
最近は、暑くなってきて、仕事でも、寝るときでもエアコンが離せなくなってきましたが、あっという間に体が硬くなるのが分かりますね。胸を前に出すストレッチをしようとしても、逆に引っ張られる感覚が出てきてしまうのは、こんな原因があるようです。
✅ よくある原因
- 筋膜の癒着やコリ
- 特にデスクワークやスマホ使用が多いと、胸(大胸筋・小胸筋)や脇のあたりが固まり、動きの連動ができない。
- 肩甲骨の可動域不足
- 胸を前に出すには、肩甲骨が下がり、背中が広がる動きが必要。これができないと胸が動かない。
- 骨盤と肋骨の連携不足
- 胸だけを動かそうとしても、骨盤との連携がないと“引っ張られる”感覚が出やすい。
✅ 対策のアイデア
問題 | 小さな工夫 |
---|---|
胸が前に出ない | 壁の前に立って、胸だけを前に突き出す練習(1cmでもOK) |
肩が固い | バスタオルを丸めて肩甲骨の下に敷いて仰向けに寝る(胸を開く) |
前屈で膝裏が突っ張る | 座って膝を曲げて前屈。突っ張らない範囲で胸から前にスライド |
大切なのは、「柔軟=深く曲がること」ではなく、「正しい方向に動いていること」。曲がらなくても、方向性が正しければ柔軟性は必ずついてきます。
🔸プロセスを楽しむ視点に切り替えてみる
柔軟性は、「ある日突然劇的に柔らかくなる」のではなく、「昨日より1ミリ進んだかもしれない」を積み重ねる世界です。
たとえば:
- 「今日は背中じゃなくて胸を少しだけ前に出せた」
- 「昨日は痛かったけど、今日は痛くない範囲が広がった」
- 「先生が言ってる“体のライン”が少しだけ理解できた気がする」
こうした小さな実感は、実は上達の兆しです。
🌱もしやってみたくなったら…
1日1分だけでOKな習慣として:
「胸を前に出して5秒キープ」→「背中を丸めて5秒」
これをゆっくり3回、呼吸を止めずにやるだけでも違います。
椅子に座っていてもできますし、身体の連動を感じる練習にもなります。
🔸「背中を広げる」とはどんな状態?
レッスンの合間、「背中を広げましょう」というフレーズもよく耳にします。
これは、簡単に言うと、「肩甲骨が内側に寄る」のではなく、左右に開いて広がり、背中の面積が大きく感じられる状態のことを言います。
これはただ力を抜くのではなく、
- 肋骨まわり(特に背中側の肋骨)が膨らむように
- 肩甲骨が“浮き”ではなく“沈む”ように
- 広がりながら、体幹で支えている感覚
があるのが理想です。
🔹意識ポイント(順を追って)
① 肩甲骨を「下げる」ことから意識
- 肩をすくめず、「首を長く」するイメージ
- 両肩をすっと“床方向に”下げる
- これだけでも背中が少し広がります
② 肋骨の背中側を「ふくらませる」ように呼吸
- 鼻から吸って、息を背中側に送るように意識
- 肋骨の横〜背中が、風船のように広がる感じ
- →これができると、「背中が動く」感覚がわかります
③ 背中の“肩甲骨の外側”に意識を持つ
- 肩甲骨の内側ではなく、外側(背中のわきあたり)
- 背中の真ん中というより「広がっていく場所」に意識
④ 腕を前に出して「引き離す」練習も◎
- 両手を前に突き出して、背中が“伸びる・広がる”ように引っ張る
- 肩が上がらないように注意
- 「丸める」ためではなく、「広がりを作る」ため
🔸ワーク例(30秒でできる)
【背中の広がり呼吸ワーク】
- 椅子に浅く座る or 壁にもたれて立つ
- 両手をお腹に当てて、背中に向かって息を吸うイメージ
- 肩をすくめず、胸を持ち上げずに、背中〜わきに空気を送る
- 吐くときも、背中の広がりを保ったままゆっくり吐く
これを毎日2セットやるだけでも、「背中が広がる感覚」を脳と身体にインプットできます。
🔸言い換えイメージ(講師の言葉を理解しやすく)
- 「背中に羽が生えているように意識して広げてみましょう」
- 「肩甲骨の間に空間をつくって、そこに空気を入れるイメージ」
- 「脇の下から背中に向かって風が抜けるように」
など、イメージ言語で言われることが多いですが、どれも「肩甲骨の可動」「肋骨の動き」を意識させるものです。
💡まとめ:意識すべきはこの3点
意識する部位 | 目的・感覚 |
---|---|
肩甲骨の位置 | 上がらず、横に開く・下げる |
背中側の肋骨 | 呼吸で膨らませる |
脇〜背中のライン | “広がる面積”としての意識を持つ |
ダイエットにも効果あり?
体の柔軟性が高まると代謝も良くなり、ダイエット効果も期待できるのだとか・・・。体重減少、というより、デトックスのイメージでしょうか。
年だから、と諦めず、チャレンジすると今まで使わなかったところの筋肉を感じられたり、じぶんを知ることができますね。
・・・今日はあまりに眠くてジムをサボってしまいましたが、また頑張ります。