✈️シリーズ第2回『あこがれの、暮らすように旅するメルボルン。60代が選んだキッチン&ランドリー付きホテル』

ひとり旅

旅の準備で、いちばん迷うのはやはりホテル選びです。
今回のメルボルン旅行では、出発ぎりぎりまでブッキングサイトを開いては、「ここもいいけど駅から遠い」「朝食付きの方が安心?」と悩み続けました。

滞在は4日半。そのうち2日間は朝から晩までツアー参加で、ホテルにいる時間は限られます。
最終日は朝3時起きで空港に向かうこともあり、朝食付きプランにしても、ほとんど食べられませんでした。

それでも、ホテルはただ寝るだけの場所にしたくなかったのです。
旅の疲れをリセットし、好きなタイミングで休める場所。
そんな思いから、最終的に選んだのはキッチンとランドリー付きのホテルでした。


時間に追われる旅、ホテルは“寝るだけ”でいい?

メルボルンは「1日のうちに四季がある」と言われるほど天候の変化が激しく、朝は肌寒く、昼は汗ばむほど暑く、夕方にはまた冷たい風が吹きます。
コンパクトな街だからついつい歩行距離も伸びがちで、今回もかなり歩きました。

私が訪れたのは10月上旬ですが、旅の途中で汗をかくこともあり、洗濯が自由にできるホテルは本当に助かりました。一日に何回も洗濯機を回し、乾燥機を使いました・・・。
さらにメルボルンでは、サステナブル(持続可能性)の考え方から、連泊でもお部屋の清掃は3日に一度。
最初は「えっ?」と思いましたが、これが意外に快適で、
「好きなタイミングで戻り、一旦休む」「洗濯して軽くリフレッシュする」という、自分のリズムを守れる贅沢を体感できました。

以前、別の都市で旅した際には、暑さで疲れて部屋に戻ると、ちょうど清掃中で入れなかったことがありました。せっかくの贅沢なホテルだったのですが、十分ホテルステイを楽しめなかったのです(入口に札を下げておかなかったこともありますが・・・)。
その経験もあり、毎日の掃除が必ずしも快適とは限らないことを実感していたのです。


今回は「暮らすように旅する」ためのホテルを

これまでの旅では、キッチンの有無を気にしたことはありませんでした。
短い滞在なら外で食事を楽しむ方が気楽で、ホテルは寝るだけで十分です。

しかし今回は、同じホテルに5泊と少し長めの滞在。
「せっかくだから、暮らすように過ごしてみたい」と考え、キッチン付きの部屋を探すことにしました。
さらに、朝食をゆっくり食べられない日もあることを考えると、朝食付きホテルではもったいない。
自分のペースで軽く準備できる環境の方が、旅がずっと楽になると感じたのです。

実際に滞在した部屋には、IHコンロ・電子レンジ・冷蔵庫・食洗機に加え、鍋・フライパン・包丁・まな板・カトラリー・食器・ワイングラスまで完備。
「旅先でここまで揃っているなんて」と思わず感動しました。

調理といっても、ヨーグルトに果物を添える、マーケットで買った野菜を洗ってサラダにする――そんな簡単なことしかしていません。
けれど、自分で用意したものを静かな部屋でゆっくり食べるだけで、心が落ち着き、充足感がありました。

毎回キッチン付きが必須というわけではありません。
けれど今回のように少し長めの滞在では、朝食が取りづらい日でも自分のペースで用意できることで、
「レストランやカフェに行かなくちゃ」という変な強迫観念から解放されました。
この自由こそ、年齢を重ねた旅の心地よさだと思います。

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