腸活が大事だとわかっていても、続かない。
60代の私にとって、それがいちばんの壁でした。
特別なことはできなかったけれど、便秘と向き合う中で、
それでも続けていた地味な習慣があります。今回はその話です。
腸活って続かない…
「腸を整えましょう」
そう言われても、正直なところ、何をどう続ければいいのかわかりませんでした。
テレビや雑誌では
・◯◯菌がいい
・発酵食品を毎日
・運動も大事
と、やることが山ほど出てきます。
若いころなら勢いで始められたかもしれません。
でも60代になると、「続かないこと」を始めるのが、いちばんの負担になります。
■ 腸活が続かなかった理由
今ならはっきりわかります。
腸活が続かなかった理由は、とても単純でした。
- 一気にやろうとした
- 効果を早く求めすぎた
- できない自分を責めた
結果、「もういいや」と全部やめてしまう。
これを何度も繰り返していました。
■ 私が「これならできた」と思えたこと
そんな私が、結果的に続いたのは、拍子抜けするほど地味なことでした。
・ヨーグルトを毎日食べる
高級なものではありません。
スーパーで手に入る、ごく普通のヨーグルトです。定価150円くらいで市販されているものです。ただしプレーンにはこだわりました。
「腸にいいらしいから、とりあえず続けよう」
そのくらいの軽い気持ちでした。
コストコに行く機会があれば、オイコスのプレーンを箱買いして食べることもありました。
こちらは水分が少なく、その分プロテイン含有量が多いという製品ですが正直、若干割高なので、途中からはプレーンヨーグルトを水切りしてたべるようにしました。
※ 安価なヨーグルトは水分が多い気がするので、私には明治ブルガリアヨーグルトが合っていました。
・乳酸菌のサプリをやめずに飲む
即効性はありません。
でも「効いているかどうか」より、「続いているかどうか」を重視しました。
私が継続して飲んでいるのは「ザ・ガード」です

・歩く
特別な運動ではなく、意識して歩く距離を少し増やすだけ。たまたま仕事先が歩いて10分くらいの距離だったこともあり、歩くことを優先しました。
また、近い階ならエレベーターを使わず階段にする、そんな程度です。
・ストレッチ
テレビを見ながら、寝る前に軽く体を伸ばす。おなかのあたりをぐるぐる回す。
「やらなきゃ」ではなく、「気持ちいいからやる」感覚でした。腸活用の動画もありますが正直私にはあまり効果がなかったため(続けていなかった?)、同じ姿勢を取り続けない、とか気づいたら体を動かす、という程度でも意識するようにしました。
・水を飲む
のどが渇いていなくても、少しずつ。ジムのトレーナーからは「一日2リットルは飲むように」と言われていたのもあり、意識して飲むようにしました。
一気に飲むのではなく、こまめに。
■ ポイントは「相乗効果」だった
今振り返ると、
どれか一つが劇的に効いたわけではありません。
ヨーグルトだけでもだめ。
歩くだけでもだめ。
サプリだけでもだめ。
でも、全部を完璧でなく、ゆるく重ねたことで、
腸が少しずつ反応し始めた、そんな感覚がありました。
■ 「続けられた理由」は、がんばらなかったこと
腸活が続いた最大の理由は、
がんばらなかったことだと思います。
- 毎日できなくてもいい
- 効果がわからなくてもいい
- 人と比べない
「今日はこれだけできたから、まあいいか」
その積み重ねが、結果的に腸を助けてくれました。
■ すぐに結果が出なくても
自然に便が出るようになるまで、
私の場合、かなり時間がかかりました。
でも、
腸活を「成果」ではなく「生活の一部」と考えられるようになってから、
気持ちがとても楽になったのです。
■ 次回予告
次回は、
「便は腸からのお便り」
という考え方について書いてみようと思います。
便秘や下痢を「困ったもの」として片付けていた私が、
「観察する」という視点を持つようになった話です。

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