魔法はなかった。でも、やめない理由ができた。──正直すぎる英語プログラム体験記(懺悔編)

はじめに 「効く方法」を探している人へ

「これをやれば一気に変わる」
正直に言うと、どこかでそんな期待をしていました。年齢のせいにも、環境のせいにもしたくない。でも、時間も体力も限られる中で、遠回りはしたくない。だからこそ、提供を受けたこのプログラムにも、**何かしらの“即効性”**を無意識に求めていたのだと思います。

結論から言います。魔法はありませんでした。
でも、だからこそ書き残しておきたい体験になりました。


提供を受けたプログラムについて

今回参加したのは、30日間英語脳育成プログラムです。この概要については既に私のブログで紹介しました。

  • イラスト・ヒアリング・確認・シャドーイングなど段階的に体系立てて整理された内容
  • ワーク:自動で繰り返されるなど聞き流しも可能な設計
  • 興味ある場面設定:再現性を重視した現実的な場面

正直に告白します|私は“高速でやり飛ばした”

ここからは、少し情けない話です。

私はこのプログラムを、かなりのスピードでやり飛ばしました。

聞き取れない部分魔法はありませんでした。でも、私は続けます。

わかった「つもり」になって次へ進む

今回、
30日間 英語脳育成プログラム
製品版そのままでご提供いただき、体験しました。

正直に言っておきます。

このプログラムは、
英語が突然聞こえるようになる魔法ではありません。

もしそれを期待しているなら、
先に暴露しておきます。
――ありません。

30日やったのに、身についていない気がする私

プログラムは、30日分すべて体験しました。これはがんばりました。

ですが、

  • 「あ、聞こえた!」という瞬間は来ない
  • 英語が近くなった実感もない
  • 相変わらず、英語は英語のまま

正直、
ちっとも身についていない気がする
情けないですが、これが本音です。

実は、かなり高速でやり飛ばしました

さらに正直に言うと、
私はこのプログラムを、
かなり高速でやり飛ばしました

本当は、

  • 同じ音を繰り返し聞く
  • 聞こえないところに立ち止まる

そういう使い方をする教材だと、
頭ではわかっていました。

それでも、

  • できない
  • 聞こえない
  • ついていけない
  • シャドーイングなんて難しくてモゴモゴしてしまった・・・

そんな自分と向き合うのが、
正直、つらかった。

だから、
立ち止まる代わりに、
次へ、次へと進んでしまったのだと思います。

「ここを繰り返す」よりも、
「全部やった」という事実のほうが、
自分を安心させてくれたから。

これは教材の問題ではなく、私の問題

今振り返ると、
実感がなかった理由ははっきりしています。

それは、
30日プログラムを、30日かけて丁寧に使わなかったこと

このプログラムは、

  • 新しいことを次々覚えるものではなく
  • 英語の音を日本語に訳さず
  • 何度も耳に入れる

という、
とても地味で、でも理にかなった設計です。

内容がわかっていても、
さらに聞こえない。
それでも、また聞く。

――そういう人のための教材。

頑固な耳には、時間がかかる

私は、
長年、日本語だけで暮らしてきました。多分、これからもそうです。

学校教育で英語には触れてきたけれど、
「使う英語」ではありませんでした。

その結果、
耳が、とても頑固になっています。

これは、
このプログラムの欠点でも、
私の怠慢でもなく、
長年の生活習慣の結果だと思っています。

英語学習に、魔法はありません

ここで、
もう一度はっきり言います。

英語に、魔法はありません。

  • 聞き流すだけで突然わかる
  • 30日で別人になる
  • 何もしなくても脳が切り替わる

そういうことは、起きませんでした。

でも、
だからこそ、
このプログラムは「正直」だと感じています。

聞こえないなら、
聞こえないまま、
そこに立たされる。

逃げ道を用意してくれない。

それでも、続けたい理由があります

実は、
この英語学習には、
はっきりした目的があります。

家族がパスポートを更新し、
楽しみにしている最初の渡航先を
ニューヨークにしました。

  • 遠い
  • 時差は9時間
  • 寒いらしい

決して楽な旅ではありません。

それでも、
英語圏に行きたいという願望は、
ずっと持ち続けてきました。

英語ができるから行く、ではなく、
行きたいから、英語をやる。

年齢的にも、先延ばしをやめたい

若い頃は、
「また今度」「そのうち」が通用しました。

でも今は、
先延ばしは、
そのまま諦めになってしまう。

英語も同じ。

できなくても仕方ない、
そう思うことは簡単です。

でも、
できたら、どんなにいいかも、
ずっと知っています。

英語学習は、ダイエットに似ている

英語をやっていて思うのは、
これは短距離走ではない、ということ。

むしろ、
コツコツ続ける必要のあるダイエットに近い。

  • 派手な成果は出ない
  • すぐに結果は見えない
  • でも、続けると確実に違いが出る

地味で、正直つらい。
それでも、やめなければ、積み重なります。

土台は、すでにある

私たちは、
日本の学校教育を受けてきた世代です。

  • アルファベットは読める
  • 文法の名前を聞けば、うっすら思い出す
  • 英語を「見たことがある」

これは、大きな土台。

ゼロからではありません。

情けなくても、やりましょうよ

私は今も、
英語がほとんど聞き取れません。

それでも、

  • 英語の音に逃げなくなった
  • わからなくても止めなくなった

そんな小さな変化は、確かにあります。

魔法はありません。
近道もありません。

でも――
やりましょうよ。

頑固な耳でも、
時間がかかっても、
情けなくても。

ニューヨークに行くために。
夢を先延ばしにしないために。

続けて、続けて、続けてまいります。


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