背伸びをしない、今の私の精一杯
先日、隣の市で開催されたイベントで、ダンスチームの一員としてステージに立ってきました。
「完璧な姿勢」や「華麗なステップ」には程遠いかもしれません。
今の私にできるのは、「怪我をしないように」「失敗しないように」という、ごく当たり前のことを守ることだけ。
それでも、自分なりに表情を意識し、今の自分が出せる精一杯を届ける。そんな「背伸びをしない挑戦」が、今の私にはちょうどいいのだと感じています。
厳しい環境で、あえて「身を引かない」という選択
私の通う教室の講師は、決して甘い方ではありません。中途半端な実力のままステージに立つことは、もしかしたら教室のレベルを下げてしまうのではないか……そんな不安が頭をよぎることもあります。
けれど、講師が出演を認めてくれている以上、自分から勝手に身を引く必要はない。そう思い直しました。プロを目指すわけではないからこそ、今の自分のままで「居場所」を確保し続ける。それは、自分自身を肯定する小さな、けれど確かな一歩です。
べったりしない、けれど「たたえ合える」仲間たち
今回の発表会を通じて得られた一番の収穫は、技術の向上以上に、一緒に手を挙げた仲間たちとの関係性でした。
同じ目標に向かって練習してきた3人とは、少しずつ距離が縮まり、時にはプライベートな会話を交わすことも増えました。とはいえ、大人になってからの付き合いです。依存し合うような「べったり」とした関係ではありません。
お互いの健闘を認め、本番のステージが終われば「頑張ったね」と素直にたたえ合える。そんな、自立した大人同士の心地よい距離感が、今の私にはとても温かく感じられました。
精神的な避難所としての「ステージ」
50代、60代と年齢を重ねる中で、私たちはつい「周囲の目」を気にして、無難な道を選びがちです。しかし、趣味の世界で少しだけ勇気を出して手を挙げてみることは、日常のしがらみから離れた「精神的な避難所」になります。
上手く踊ることよりも、その場にいる自分を楽しみ、共に笑える仲間がいること。それが、小さな経済的自立と同じくらい、私たちの人生を豊かにしてくれる「心の自立」に繋がるのではないでしょうか。
次の目標があるという幸せ
発表会を終えたばかりですが、11月にも任意参加の発表会が予定されています。もちろん、私はまた「出させてほしい」と手を挙げるつもりです。
次はもう少し、姿勢や立ち姿にも意識を向けられるかもしれません。そんな小さな「次への課題」があることが、今の私の日常に心地よい張り合いを与えてくれています。
大人の避難所をつくりましょう
「私なんかが今さら……」と、新しい扉を閉じてしまいそうになる夜もあります。けれど、完璧を目指さないからこそ楽しめる、大人だけの贅沢な時間がそこにはありました。
あなたにとっての「精神的な避難所」は、どこにありますか? ほんの少しの勇気で、日常の景色は驚くほど変わります。11月の私と一緒に、あなたも「新しい自分」への一歩を、今日から始めてみませんか。

コメント