「メルボルンって治安はどう?」とよく聞かれます。私も出発前は「中高年女性一人旅」ということで、少し不安でしたが、実際に街を歩いてみると、思っていたよりずっと落ち着いた空気で、肩の力が抜けました。ただ、油断していいかと言われれば、それは違います。旅人として“知っておくと安心できること”が、確かにいくつかありました。
■昼間の街はとても歩きやすい
観光客も地元の人も混じり合って歩くメルボルンの中心部は、昼間なら女性一人でも不安になるような場面はほとんどありませんでした。街路樹の並木道やおしゃれなカフェが続く通りを歩いていると、ふと海外にいることを忘れてしまうくらいです。
ただ一方で、ホームレスの方も多く見かけました。近寄らなければ危険ではありませんが、街には表裏があることは事実です。
■夜のメルボルンは、場所によって印象が変わる
夕方までは明るくにぎやかでも、夜になると少し街の空気は変わります。中心部のフリンダース・ストリート駅周辺や、サザンクロス駅からホテルまで歩いたときも、街灯はしっかりあるのですが、人通りが一気に少なくなる路地もありました。
あまり近づかない方がいいエリアは、正直どこの国・まちにもありますので、あまり興味ばかりを優先させず、日本にいるときよりは慎重に行動したほうがいいのはいうまでもありませんね。
■公共交通機関の治安:トラム・電車は“油断しすぎなければ安心”
メルボルン名物のトラム(路面電車)や電車も、一人で利用して問題はありませんでした。ただ、座席に荷物を置きっぱなしにしたり、ウトウト寝こんだりするのはさすがに避けたほうがよさそうです。
■危ないと言われるエリアは?
「ここは近づかないほうがいい」と言われる場所もあるようです。たとえば夜のセント・キルダ周辺や、一部の郊外の駅前など。ただ、観光客がわざわざ行くような場所ではなく、私は一度も怖い思いはしませんでした。
それよりも大切なのは、“時間帯”と“自分の感覚”。昼間は全く問題なくても、夜遅くなると雰囲気が変わる道があるので、「ちょっとイヤな予感がするな」と思ったら、迷わずタクシーやUberを使うのが正解でしょう。私も結局使いませんでしたが、Uberのアプリはインストールしておきました。ホテルをあらかじめマークしておいたりするといざというとき慌てなくて済みそうです。
■私が実際に気をつけていたこと
- 夜は21〜22時までにホテルへ戻る
- トラムや駅、混雑する施設ではリュックを前に、スマホも手に持ちすぎない
- カフェやフードコートでは、席取りで荷物を置きっぱなしにしない
- 知らない人に過度に話しかけられたら、笑顔でかわして距離をとる
- 写真に夢中になりすぎない(つい反省…)
- お酒は飲めない方ではないが、外で飲むのは避け、ホテルでたしなむ程度にした
特別な装備や護身術などは必要ありません。ほんの少し「いつもより注意を払ってみる」だけで、旅の安心感は大きく変わります。
■まとめ:怖がるより、知っておくと安心できる
メルボルンは、決して「危険な街」ではありません。ちゃんと気をつければ、一人旅でも十分楽しめる場所です。アジア圏によくみられるような、バイクの大群や自転車などもあまり見かけず、信号を守らないような車もいなかったです。しいて言えば、横断歩道の感覚がちょっと短く感じられたので無理して渡らず、中間の安全地帯などで待機するよう心掛けたほうが良いと思われます。
“怖がるための情報”ではなく、“安心して歩くための知識”として、この治安のことが届けばいいなと思います。旅は、楽しむためのものですから。


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