骨折が教えてくれたリスク
若い頃の私は、旅といえば「自力でどこまで行けるか」の勝負だと思っていました。 重いバックパックを背負い、現地の地下鉄を乗り継ぎ、迷うことすら楽しむ。それが旅の醍醐味だと信じて疑わなかったのです。
でも、そんな私の慢心を一瞬で打ち砕いた出来事がありました。 以前、海外旅行中に、ガタガタしていたタイルに躓いて思いっきり足を捻って「骨折」してしまったのです。
幸い、帰国直前だったので、その後の旅程に大きな影響はありませんでしたが、帰国後、松葉杖、ギプスを経験。実は今もかんちはしていません。その事件が加齢から来ることなのかどうかはなんとも言い切れませんが。がむしゃらな冒険ができる年齢ではないんだは痛感していますし、これ以上怪我はしたくありません。
「地下鉄の階段」は、今の私にはリスクでしかない
今回のNY旅行を計画するにあたって、真っ先に頭をよぎったのは、あの時の痛みです。
NYの地下鉄はエレベーターがない駅も多く、重いスーツケースを持って階段を上り下りするのは、今の私には再度の怪我を招く「リスク」でしかありません。せっかくの旅行なのに、「また転んだらどうしよう」という不安が常に頭の片隅にありました。
もちろん、一人旅なら今でも「自力でなんとかする不自由さ」を楽しみたい気持ちはあります。でも、今回は年上の夫との二人旅。一人の時なら笑い飛ばせる冒険でも、二人だと喧嘩の種になりかねません。
せっかくのNY旅行が、移動の疲れや道迷いで険悪なムードになっては本末転倒。そこで私は、**『夫婦の平和を、お金で買う』**という選択をすることにしました。
無職だからこそ、贅沢ではなく「合理的な保険」を
「無職の身で、現地ガイドや送迎を頼むなんて贅沢じゃないか?」 最初、自分の中にそんな迷いもありました。

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