アドラー心理学の師・野田俊作先生に学んだ「勇気づけ」の本質|人生を再構築する知恵
人生の踊り場に立つとき、いつも私の背中を押してくれる言葉があります。 それは、アドラー心理学の第一人者であり、私の師である故・野田俊作先生から受け取った教えです。
今回は、私が野田先生のもとで学んだ「アドラー心理学の本質」と、それが今、再出発を期する私にとってどのような光となっているかをお話しします。
私が師事した野田俊作
野田俊作先生は、日本にアドラー心理学を根付かせた先駆者です。 先生の講義は、単なる知識の伝達ではありませんでした。時に厳しく、時に温かく、受講生一人ひとりの「生き方」そのものに問いかけるような、圧倒的な熱量がありました。
私は運良く、先生から直接そのエッセンスを学ぶ機会を得ました。そこで教わったのは、教科書に書いてある文字ではなく、血の通った「人間理解」の学問でした。
アドラー心理学とは?――「目的論」と「自己決定性」
ここで、アドラー心理学の核心について少し触れたいと思います。 アドラー心理学には、私たちの人生を劇的に変える2つの大きな柱があります。
- 目的論: 「過去のトラウマがあるから今が不幸なのだ(原因論)」ではなく、「人は何らかの目的(例えば、傷つきたくないなど)を持って、今の状態を選択している」と考える視点です。
- 自己決定性: どんな環境に生まれ、どんな過去があったとしても、自分の人生をどう彩るかは、今の自分が決めることができるという考え方です。
「過去は変えられない。でも、未来への意味づけは今この瞬間から変えられる」 この力強いメッセージが、アドラー心理学が「勇気の心理学」と呼ばれる所以(ゆえん)です。
「勇気づけ」の本質――困難を克服する活力
野田先生が最も大切にされていたことの一つに「勇気づけ」があります。 これは、単に褒めることではありません。
「勇気づけ」とは、困難を克服するための活力を与えること。
たとえ今、仕事がなく、将来への不安に押しつぶされそうであっても、自分には「自分の運命を切り拓く力がある」と信じること。そして、他者に対してもその可能性を信じて関わること。 私は先生との対話を通じて、自分自身を勇気づける方法を学びました。
株✖️心理学の意外な関係
相場と人生に共通する「自己決定性」
株の世界は、すべてが自己責任です。誰かの推奨銘柄を買って損をしても、注文ボタンを押したのは自分。アドラー心理学の根幹にある**「自己決定性」**(自分の人生は自分が選んでいる)という考え方は、相場の規律そのものでした。
野田先生は、よく「自分の人生のハンドルを他人に渡してはいけない」と説かれました。暴落時にパニックにならず、自分のルールに従えるかどうか。その土台となる「個人の意志の強さ」を、私は先生の講義を通じて養いました。
「目的論」で読み解く、勝てない時の心理
アドラー心理学の**「目的論」**は、トレードの反省にも役立ちます。
- 原因論:「地合いが悪かったから負けた(環境のせい)」
- 目的論:「負けることで『自分は被害者だ』という立場を取り、努力から逃げているのではないか?」
耳が痛い話ですが、野田先生から学んだこの視点は、私を「言い訳の人生」から引きずり出してくれました。無職予備軍となった今、この状況をどう意味づけし、次の利益(チャンス)に繋げるか。相場も人生も、見ている先は同じです。
野田俊作先生から受け取った「勇気づけ」
投資の有料講座で学んでいた頃、私は常に数字の結果に一喜一憂し、自分を追い詰めていました。そんな私を救ったのが、野田先生の教える**「勇気づけ」**です。
勇気づけとは、結果だけを評価することではありません。困難に立ち向かうプロセスそのものに価値を置くことです。たとえ今の資産状況や職の有無がどうあれ、私は「次の一手」を打つ勇気を失っていないか。先生の厳しい指導の中には、常にこの「信頼」がありました。
学びを「投資」に変えていく
野田先生は残念ながらもういらっしゃいませんが、私の中に残された教えは、今も私という人間の「資本」となっています。
株で培った「冷静な判断力」と、アドラー心理学で学んだ「折れない心」。 この2つを掛け合わせることで、今の無職という状況さえも、人生という長いスパンで見れば「絶好の仕込み時」に変えられると確信しています。
人生も相場も、最後は「メンタル」がモノを言います
私が株のトレードと向き合う中で、感情に振り回されそうになった時に必ず読み返す本があります。テクニック本ではありません。野田先生の教えが詰まった、心の指南書です。
投資で勝てない、あるいは人生の波に酔いそうな時、この視点を持つだけで「次の一手」が変わります。
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私が実際に、この心理学をどう使って「ストレスだらけの自分」を卒業したのか。その具体的なトレーニング記録は、こちらの記事で紹介しています。
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