「せっかくのNY、何かやり残していない?」という焦りを、心地よいワクワクに変える方法。中高年との家族旅行でも無理なく、自分のペースで街の呼吸を感じる。赤い周遊バス「ビッグバス」を賢く使って、ガイドブックにはない発見を楽しむ旅の提案です。
「せっかく」という焦りを、ワクワクに変える魔法
「ニューヨークまで行くのだから、有名なスポットはすべて回らなきゃ」 「何か重要なことを見落としていないかな?」
出発が近づくにつれて、そんな「せっかく」という言葉に伴う、小さな強迫観念に似た焦りを感じることはありませんか?予定を詰め込みすぎない「余白のある旅」にしようと決めていても、損をしたくないという気持ちがふと顔を出す。
そんな時、一歩引いてこう考えてみるのはいかがでしょうか。
「まずは赤いバスに乗って、ニューヨークの街に身を任せてみる」
それは単なる移動手段を選ぶことではありません。街の全貌をゆったりと眺めることで、「全部見られているから大丈夫」という安心感を手に入れ、心の余裕を取り戻すためのスマートな選択です。
ビッグバス(Big Bus)ってなに?
一言でいうと、**「ニューヨークの主要スポットを網羅する、乗り降り自由な観光周遊バス」**のことです。
基本の仕組み:ホップオン・ホップオフ
- ホップオン(乗る): 好きな停留所から乗り込みます。
- ホップオフ(降りる): 「あ、ここ歩きたい!」と思ったら、その停留所で自由に降ります。
- 繰り返す: チケットの有効期限内(24時間や48時間など)なら、何度でも乗り降り自由です。
ルートは「赤」と「青」の2種類
ニューヨークのビッグバスは、大きく2つのエリアに分かれています。
- ダウンタウン・ルート(レッド):
- エリア: タイムズスクエアから南側(マンハッタンの下半分)。
- 見どころ: エンパイアステートビル、ソーホー、自由の女神フェリー乗り場、ワールドトレードセンター。
- 魅力: ニューヨークらしい摩天楼と歴史的な街並みを一気に楽しめます。
- 所要時間:1周約1.5時間〜2時間程度かかります
- 利用可能時間:午前9時から午後5時まで
- アップタウン・ルート(ブルー):
- エリア: タイムズスクエアから北側(セントラルパーク周辺)。
- 見どころ: メトロポリタン美術館、セントラルパーク、アメリカ自然史博物館。
- 魅力: 優雅なアッパーウエストサイドや、緑豊かなパークサイドを眺められます。
- 所要時間:1周約2時間で運行しています。
- 利用可能時間:午前9時から午後5時まで
バスの中はどうなっているの?
- 2階席(屋根なし): 圧倒的な開放感!ニューヨークのビル群を、歩道よりも高い視点から見上げるのは最高のわくわく体験です。(※3月は風が強いので、短時間だけ楽しむのがコツ)
- 1階席(屋内): 冷暖房完備。静かで暖かく、移動しながらの「休憩室」として使えます。
- 日本語ガイド: 座席にあるプラグにイヤホン(無料配布あり)を差し込むと、走行場所に合わせて日本語の観光解説が流れます。
どうやって使うの?
- チケットを準備: 事前にネットで予約(QRコード)するか、主要な停留所にいる赤いユニフォームのスタッフから買います。
- 乗り場へ行く: 停留所には「Big Bus」と書かれた看板が立っています。
- アプリでチェック: 公式アプリを入れると「今、バスがどこを走っているか」が地図上でリアルタイムにわかります。
📝 ノートにメモすべき「初めてのビッグバス」攻略法
・乗り場: アーチャーホテルから一番近いのは「42nd St & Broadway」。42丁目のニッカーボッカーホテル前です。
- 持ち物: 自分の**「有線イヤホン」**。配られるイヤホンより音が良く、耳が痛くなりません。
- 作戦: 最初の1周(約90分〜2時間)は「降りずに街を眺めるだけ」にする。これで土地勘が完璧に掴めます。
徹底比較:日本語オプションツアー vs ビッグバス
日本語ガイド付きの1日ツアーと比較してみました。
| 比較項目 | 日本語オプションツアー | ビッグバス (Big Bus) |
| 自由度 | 決められた行程を回る | 好きな時に降り、好きなだけいられる |
| 情報の質 | 日本人ガイドの生きた解説 | 音声ガイド+自分の目で発見する楽しさ |
| コスト | 高め(安心料込) | リーズナブル(浮いたお金で豪華なディナーへ) |
| 体力の消耗 | ホテル送迎があり楽 | 停留所まで歩くが、バス内は最高の休憩室 |
「最後は自己判断で」。 その自由こそが、何かに追い立てられるような焦りを、純粋な「わくわく」へと変えてくれるのです。
「点」を追うのをやめて、「線」で街を眺める
地下鉄で目的地へワープすると、街の表情は断片的にしか見えてきません。でも、2階建てバスの座席に身を沈めれば、タイムズスクエアの喧騒からセントラルパークの静寂まで、NYが一本の物語のように繋がっていきます。
バスの1階席に座り、暖かい車内から5番街の喧騒を眺める。 「あそこのデリ、明日の朝食に良さそうじゃない?」 「あのビルの彫刻、ノートに書いてあった通りだね」そんな何気ない会話が、詰め込まれたツアーでは味わえない、この旅一番の贅沢な時間になります。
もちろん、3月のNYはビル風が強く、2階席は驚くほど冷えます。でも、それを知った上で「あえて短時間だけ2階に上がって、摩天楼の風を感じてみる」という選択ができるのも、自由な周遊バスならではの楽しみです。
土地勘を掴むためのオプションツアーもありますが、最後は自分の直感を信じることに。 「あ、あの路地裏、なんだか楽しそう」 そう思ったら、次の停留所で降りればいいのです。
2つのルートの「結節点(乗り換え場所)」
レッド(ダウンタウン)とブルー(アップタウン)は、タイムズスクエア周辺で交差しています。
- 乗り換えポイント:7th Ave & W 48th St (Stop #1 / M&M’s World前)
- ここが最大の拠点です。
- レッドラインを一周してここに戻り、そのままブルーラインのバスに乗り換える、という使い方ができます。
- 重要メモ: 「アーチャーホテル」から近い 42nd St & Broadway (Stop #2) はレッドラインのみが停まる場所です。ブルー(アップタウン)に乗りたい場合は、一度レッドに乗って一駅先の Stop #1 へ行くか、ホテルから少し北(48丁目方面)へ歩いて直接 Stop #1 から乗るのが正解です。
チケットの種類による有効期限
ビッグバスのチケットには通常3つのグレードがありますが、どれも2ルート対応です。
- Discover (1日券): 2ルート乗り放題。
- Essential (2日券): 2ルート乗り放題。
- Explore (2日券+α): 2ルート乗り放題 + 特典。
1日券は「24時間」ではなく「その日の最終バスまで」という数え方のことが多いです。翌日に持ち越せないので、使う日は朝から気合を入れて乗るのがお得です。
A5ノートに貼るための「2ルート活用」メモ
カラープリンターが使えるうちに、以下の比較をメモしておくと、当日「今どっちに乗るべきか」が即断できます。
| ルート名 | 行き先(わくわくポイント) | 活用のコツ |
| レッド (Downtown) | 自由の女神、ウォール街、SoHo | 予約済みの「自由の女神」へ行く時に使う。 下車駅は Stop #9 近く。 |
| ブルー (Uptown) | セントラルパーク、MET、自然史博物館 | 「MJミュージカル」の前に、街の北側の優雅な雰囲気を味わう。 |
完璧な準備チェック
- [ ] 公式アプリをダウンロードしたか?(ルートの色分けが一番見やすいです)
- [ ] 「Stop #1(M&M’s前)」の場所をノートに書いたか?(ここが迷った時の合流点になります)
- [ ] イヤホンをカバンに入れたか?(両ルートとも共通の日本語音声ガイドが聴けます)
「2つのルートを制覇すれば、マンハッタンの主要な景色はすべて見たことになる」という安心感は、予定を白紙にしたあなたの旅に、最高のリラックスをもたらしてくれますよ。
📝 ノートにメモすべき事柄
- ホテルの最寄り停留所の写真(ストリートビュー)
- レッドライン(ダウンタウン)とブルーライン(アップタウン)のルート図
- 「気になったものリスト」欄(バスから見えた、後で行きたい店を書き込む用)
最後に
高額なツアーで「正解」を教えてもらう旅も良いけれど、自分たちの足と目で「自分たちにとってのNY」を切り取っていく。 ビッグバスは、そんな「大人の余白旅」を叶えてくれる、魔法の絨毯のような存在かもしれませんね?
もしあなたが、誰かに決められた時間ではなく、自分の心が動く瞬間を大切にしたいなら。 ぜひ、赤いバスに乗り込んでみてください。
[チケット予約] 「今回の自由な旅を支えてくれたビッグバス。チケットは事前に日本語サイトで予約しておくと、現地でのやり取りがスムーズで安心です。浮いた予算で、夜はちょっと贅沢なステーキを楽しむことも・・・」 海外旅行オプショナルツアーを楽々予約・簡単決済【KKday】
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