「投資と雇用の共通点」。人生の裁量権を取り戻すCEO戦略

トレード

ストレスチェックで「裁量なし」と答え続けていたあの頃

前職時代、年に数回行われるメンタルヘルスのチェック。そこには必ずといっていいほど、こんな質問がありました。

「あなたの仕事には、あなた自身の裁量がありますか?」

「時間管理を自分で行うことができますか?」

私はいつも、迷わず「できない」にチェックを入れていました。 始業時間、上司の指示、内外からの問い合わせ・・・。外的要因に振り回される日々。自分自身の人生の操縦桿(そうじゅうかん)は、完全に他人に握られていたのです。

投資の失敗も「雇用」と同じだった

ふと気づいたことがあります。 私が初期のトレードで1,000万円近くあった資産をみるみる失った原因。それは、雇用されていた頃のストレスの正体と、全く同じだったのです。

当時の私は、相場が上がれば喜び、下がれば祈り、市場の動きに右往左往していました。 これって、**「市場という上司」の機嫌を伺い、振り回されている「雇われ投資家」**そのものではないでしょうか。

自分で出口(利確・損切り)を決めず、相場という外的要因に自分の資産を委ねる。そこには「裁量」など微塵もありませんでした。職場で感じていたあの「操られている感覚」を、私は投資の世界でも自分に強いていたのです。

アドラーが教える「人生のCEO」という生き方

私の書棚にある宝物、野田俊作先生から直接指導をいただいたアドラー心理学の著書。先生はいつも「自己決定性」を説いておられました。

人生の主人公は自分である。 たとえ雇用されていても、投資をしていても、「今、この瞬間に何をするか」を決めるのは、自分自身の課題であるはずです。

私は今、そのリハビリをしています。 4月からの、思いもかけなかった無職(予備軍)生活を前に、私は「人生のCEO」として、自分のルールで動くことを決めました。

  • 市場に祈るのではなく、「-3%」で切ると自分で決める。
  • 会社のチャイムではなく、自分で決めた「午前9時」にパソコンを開く。

「もし、あなたが『今の生活に裁量がない』と感じているなら、まずは心のOSを書き換える必要があります。野田先生の教えは、投資テクニック以前に、私が『自分を生きる』ための勇気をくれました。」

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祝日の朝9時に証券会社の画面を開く理由

祝日の午前9時。私は余力を守るため、証券会社の移行準備という「自分との契約」を遂行しました。

誰にも命じられていない。でも、自分で決めて動く。 この微々たる一歩が、かつてストレスチェックで「裁量なし」と答えていた私を、少しずつ変えてくれています。

投資の規律を守ることは、単にお金を増やすことではありません。 奪われていた「人生のハンドル」を取り戻す訓練なのです。

私はこの決断と記録を、お気に入りのノートに刻んでいます。自分で決めたルールを自分の手で書く。その重みが、市場という魔物に飲み込まれないためのアンカー(錨)になります。」 ▶ 人生のハンドルを握るための一冊:モレスキン ノート


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