近場のランチから、少しだけ足を伸ばして
先日の日曜日、私は友人とランチの約束をしました。
普段は近場のランチで近況を報告し合う同級生です。そんな気心の知れた彼女と、今回は私の提案で少しだけ遠出をして隣の市で開催された「コーヒーフェス」まで行ってきました。
ずっと「いつもの場所」も落ち着きますが、たまには少しの不便さを楽しみながら新しい景色を見に行く。そんな「小さな冒険」が、凝り固まった日常を解きほぐしてくれるものです。
お互いの「推し」をちょこっとずつ交換する
今回の旅のルールは、どちらが言い出したわけでもありませんが、お互いの「おすすめ」を少しずつ楽しむことになりました。
私からは、まずコーヒーフェス。今話題の「子ども焙煎士」の出店しているコーヒーフェスのブースへ。
焙煎士の女の子が強く勧めてくれた「カスカラ」という一杯は、とても不思議な飲み物でした。何でもコーヒーを焼いたときに出る殻などから抽出したエキスだとか。なかなか飲めないというその商品は一杯1,000円という強気の価格。私は珍しさもあってそれをいただくことにしました。
一口飲んで、正直なところ、「なんじゃこりゃ?!」という印象。
薄くて酸味があって、私の知っているコーヒーではありません。植物的な力強い味わいにも驚かされました。しかし、後からじわじわっと体の中から立ち上がってくる香りは、新しい世界を教えてくれるものでした。
フェスは早々に。お蕎麦とパン屋へ
フェスの会場にも飲食のフードトラックが何台もきていて、最初はそこで昼食もとるつもりでしたが、行列もあるし、ちょっと落ち着きたかったので、早々に会場をあとにすることにしました。
その後は、やはり私の「推し」である十割そばのお店へ。ここは静かな山間のお店です。
休みの日は混雑することが多いお店ですが、11時の開店と同時に入ったので待たされることもありませんでした。福井はそばの名店がたくさんありますが、このお店は私の中では一二を争うおいしさです。
友人もとても気に入ってくれました。
その後は、同じ方面のパン屋さんへ。ハードパンやオリーブオイルを練りこんだパンを友人にお勧めしました。
ガレージセールで発掘
最後は友人が教えてくれた「靴屋さんのガレージセール」へ。私は単についていくつもりだったのですが、みているうちにmついつい夢中になってしまい、内反小趾でも痛くないようなサンダルを買いました。
今回のように自分一人では選ばないような場所やモノに触れることで、自分の世界が少しだけ広がっていくのを感じます。
一緒に行きたいところはたくさんある
この日のように、お天気も良く、つい遠出をしたついでにあちこち寄りたくなります。自分だけの時はいいですが、友人と一緒だとささやかなルールが必要だと思います。
一か所で長居はしない。
そのかわり「密度の濃い」時間
長時間べったりと一緒にいるのではなく、昼前には移動し、美味しいものを食べ、それぞれの収穫を手に解散する。
この「深入りしすぎないけれど、良い刺激は共有する」という距離感こそが、50代・60代からの友人関係を心地よく、長続きさせる秘訣かもしれません。お互いの価値観を尊重し、良いものを「ちょこっとずつ」お裾分けし合う。そんな時間が、明日からの活力を養ってくれます。
精神的な避難所は、日常のすぐ隣にある
福井市から坂井市へ。距離にすればわずかな移動ですが、そこには新しい味、新しい景色、そして友人の新しい一面がありました。
大きな旅行でなくてもいい。「お互いのおすすめ」を交換し合うような小さな遠出が、私たちにとっての「精神的な避難所」になり、ひいては自分らしく生きるための土台になるのだと実感した一日でした。

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