下剤が効かなくなり、「やめること」から始めた私の腸活。前回は日々の悪習慣を手放したお話を書きました。
今回はその続編として、「よし、腸にいいことを足そう!」と意気込んだものの見事に続かなかった失敗談と、そんな私でも無理なく続けられたことを正直にお話しします。
「腸活って何から始めればいいの?」「色々試したけれど長続きしない」とお悩みの方の参考になれば幸いです。
意気込んで失敗…60代の私が「続かなかった」腸活3選
悪習慣をやめた後、私は「もっと腸を元気にしたい」とテレビや本で話題の腸活を片っ端から試しました。しかし、頑張りすぎた結果、どれも長続きしませんでした。
① 毎日大量のヨーグルトを食べること
「腸には乳酸菌」と信じ込み、毎朝大きなパックのヨーグルトを食べ始めました。しかし、冷たいヨーグルトは私のお腹を冷やしてしまい、張りが悪化することに。体質に合う菌も人それぞれだと後から知り、義務感で食べるのをやめました。
② ごぼうやレンコンなど「不溶性食物繊維」のドカ食い
「便の量を増やして出さなきゃ」と、固い根菜類を意識して大量に食べました。ですが、便秘で動きが鈍っている腸に不溶性食物繊維をいきなり詰め込むと、かえって便が詰まってお腹がパンパンになり、苦しい思いをしました。
③ 毎朝の長距離ウォーキング
「運動して腸を刺激しよう!」と早起きして30分以上のウォーキングを目標に掲げました。しかし、天気が悪い日や膝の調子がイマイチな日に途切れ、一度休むと罪悪感から嫌になってしまいました。
挫折の末に行き着いた。「これならできた」たった2つのこと
色々と失敗して分かったのは、「特別なことや、気合が必要なことは続かない」ということでした。そんなずぼらな私でも、毎日の生活の中にすんなり溶け込んだのは、以下の2つだけです。
1. 朝一番の「白湯(さゆ)」と「オリーブオイル」
起きてすぐに、コップ1杯の温かい白湯をゆっくり飲むこと。これだけで眠っていた胃や腸が優しく叩き起こされます。
さらに、夕食の味噌汁や納豆にスプーン1杯の生オリーブオイルを回しかけて食べるようにしました。油分が腸の中で「潤滑油」の役割を果たし、スルッと滑りを良くしてくれます。料理の味も邪魔しないので、今でも自然に続いています。
2. トイレの中での「のの字マッサージ」と浅いおじぎ
トイレに座ったとき、お腹に手を当てて「の」の字を書くように優しく撫でるマッサージを始めました。
また、座った状態で「背筋を伸ばし、股関節から少し前傾姿勢(浅いおじぎ)になる」ポーズをとると、直角に曲がっていた直腸がまっすぐになり、力まなくても便が出やすくなります。どちらもトイレの中で数秒でできることなので、負担が全くありませんでした。
腸活は「100点」を目指さなくていい
良かれと思って始めた「足し算」の健康法も、自分に合っていなかったり苦痛だったりすれば逆効果になります。ストレスは腸の動きを一番に止めてしまうからです。
無理な目標を立てる必要はありません。
- 朝、温かいものを飲む
- トイレで少し姿勢を変えてみる
そんな「ちょっとしたこと」の積み重ねが、やがて頑固だったお腹を少しずつ和らげてくれました。
コーラックを手放せたのは、特別なサプリメントのおかげでも、激しい運動のおかげでもありません。自分の体と対話しながら「これなら心地いいな」と思えるペースを見つけられたからだと思っています。
もし今、腸活に行き詰まっている方がいたら、どうか頑張りすぎず、小さな「できた」から試してみてくださいね。

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