寝る前の暇つぶしが、まさかの英会話練習に。ChatGPT音声モードを試してみた話

きっかけは「眠れない夜」だった

夜、なかなか寝付けないとき、みなさんはどう過ごしていますか。私は最近、AI相手に少し英会話のまねごとをしてみることがあります。

正直に言うと、最初は「暇つぶし」のつもりでした。集中してやっているわけでもないし、単語もろくに出てこない。聞き取りも、相手にものすごくゆっくり話してもらわないとついていけない。「これで上達するなんておこがましいのでは」と、我ながら思ったくらいです。

でも、いろいろ調べていくうちに、この「ゆるい練習」にもちゃんと居場所があるらしいと分かってきました。今日はその中でも、意外と知られていない使い方——ChatGPTの音声モードについて、詳しくまとめてみます。

そもそも、AI英会話アプリはもう「乱立」している

「AIで英語を学ぶ」と検索すると、正直うんざりするほどたくさんのアプリが出てきます。発音矯正に特化したもの、AIキャラクターと雑談できるもの、動画とドリルとロールプレイを組み合わせた3部構成のもの——。どれも真面目に作られていて、甲乙つけがたい印象です。

ただ、これらはどれも「専用アプリをダウンロードする」という一手間が必要です。もし今すでにChatGPTを使っているなら、実はアプリを追加しなくても、今あるアカウントの中に英会話練習の機能が眠っています。それが音声モードです。

ChatGPT音声モードとは何か

ChatGPTには、テキストではなく声でやり取りできる「音声モード」という機能があります。これを英語学習用にセットアップすると、24時間いつでも、誰にも気兼ねせず英会話の練習相手になってくれます。

オンライン英会話のように予約を取る必要もなく、間違えても恥ずかしい思いをすることもありません。この「気兼ねなさ」こそが、寝る前のちょっとした時間に向いている理由だと思います。

設定はこの順番がポイント

いろいろ試してみて分かったのですが、音声モードを英会話練習として使うには、順番が大事なようです。

① スピーチの言語を英語に設定する まずアプリのアカウント設定を開き、「スピーチ」の項目で言語を「English」に変更します。これをやっておかないと、AIの応答が日本語優先になってしまうことがあります。

② 声のトーンを選ぶ 音声には何種類か声のトーンが用意されています。落ち着いた声、快活な声など好みで選べるので、自分が聞き取りやすい・話しやすいと感じる声を探してみるといいと思います。

③ 先にテキストで「お願い」を伝える ここが一番のポイントです。いきなりマイクをタップして話しかけるのではなく、まずテキストで「英会話の練習相手になってください。ゆっくり、簡単な単語で話してください」といった指示を打ち込みます。AIにこちらの意図と条件を理解させてから始めるイメージです。

④ マイクのアイコンをタップして音声モードに入る 条件を伝え終えたら、チャット欄の左端にあるマイクのアイコンをタップします。ここでようやく声でのやり取りが始まります。

「テキストで先に条件設定→音声で会話開始」——この順番を守るだけで、いきなり話しかけるより格段にスムーズに練習が始められます。

やってみて分かったこと

実際にやってみると、最初はやはり単語が出てこないし、聞き取りも苦戦します。でも、ゆっくり話すようにあらかじめお願いしておけば、思った以上に付き合ってくれます。人間の先生相手だと「何度もゆっくり言い直してもらうのは申し訳ない」と気を遣ってしまいますが、AI相手ならその遠慮がいらないのも、地味にありがたいポイントです。

集中してやっているわけではなくても、耳や口を英語に触れさせること自体には意味があるはずだと、今は思うようにしています。「体得」を目的にしすぎず、まずは気軽に始めてみるのがちょうどいいのかもしれません。

少しだけ予習をしておくと楽しみが増す

とはいえ、いわゆる「ネタ」がないと話なんて日本語でも続きません。

ネタを考える時に、見た儘を口にしてみる、自分の行動を解説するというやりかたがあるらしい。

実況中継法や「見たまま実況」と呼ばれたりする手法ですね。頭の中だけで考えていると「特別なネタ」を探そうとしてしまいがちですが、目の前の些細な出来事をそのまま言葉にしていくと、案外そこに独自の視点や気づきが混ざってくるんですよね。

夜、寝る前なので、部屋にある本のことをしゃべってみたり、最近買ったものについて説明したりするのはどうでしょう

例えば、

  • 本棚にある一冊を手に取って、「なぜこれを買ったか」「読んでどうだったか」を喋ってみる
  • 最近買ったものを手に取りながら、選んだ理由や使ってみた感想を実況する
  • 部屋の中で目についたものを、思いつくまま説明してみる

というように、モノを起点にすると話が広がりやすいと思います。特に「最近買ったもの」は、選ぶまでの迷いや決め手があったはずなので、そこを言葉にすると自然と一つのエピソードになりますよね。

英語の練習としてやる場合は、難しい単語を無理に探さず、”I bought this because…” “I use this every day…” くらいのシンプルな言い回しで十分だと思います。完璧な文を作ろうとすると止まってしまうので、単語だけでも口に出してみる、くらいの気軽さでいいはずです。

まとめ

  • 新しいアプリを入れなくても、ChatGPTの音声モードで英会話練習ができる
  • 設定は「スピーチ言語を英語に→声のトーンを選ぶ→テキストで条件を伝える→音声モードでスタート」の順番が肝心
  • 完璧を目指さず、寝る前の暇つぶし程度から始めてみるのも十分あり

これから試してみたい方の、何かの参考になればうれしいです。

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