2024年現在、アメリカも日本もまだ女性が国のトップに立つことが実現していません。その背景には、性別による偏見や社会構造の問題があると言われています。しかし、こうした課題を前にしても「自分に何ができるのか」を考えることが、未来を変える第一歩だと感じます。
ヒラリー・クリントンの未来へのメッセージ
2016年のアメリカ大統領選で、ヒラリー・クリントン氏が語った言葉が印象的です。「(女性大統領という)最も高くて硬いガラスの天井はまだ打ち破れていないが、いつか誰かが、私たちが考えているより早く達成してくれるだろう。」。クリントン氏はこう語り、「初の女性大統領」を後進に託すメッセージを込めて敗北宣言を締めくくりました。
女性がリーダーになるためには、「男性以上に完璧でなければならない」という無言のルールが、未だに多くの社会で暗黙の了解とされているけれど、だれかがその一歩先に行ってくれるのはいつになることでしょう。
日本の現状と私たちの役割
アメリカだけでなく、日本でも女性リーダーの課題は同じです。たとえば、2024年に行われた日本の政党代表選挙でも、初回投票で女性候補が強い支持を集めながら、最終的に選ばれたのは男性でした。これが性別に基づくバイアスの結果なのか、単に政策や党内支持の問題なのかは一概には言えませんが、「女性でなくても良い」という社会的風潮が、まだ根強く残っているように感じるのは私だけでしょうか・・・。
そんな状況の中で、私自身ができることは小さな挑戦かもしれません。たとえば、自治会の役員を引き受けること。地域社会の中で男性中心の構造を少しずつ変える努力をすること。それが私なりの「置き石」だと思っています。
ガラスの天井を少しずつ壊す
女性がリーダーの座に挑むことは、社会の固定観念を揺るがす大きな挑戦です。ですが、その道は一朝一夕に開けるわけではありません。私たち一人ひとりが、ガラスの天井に少しずつヒビを入れる存在でありたいと思います。
そのためには、目の前の小さな挑戦を積み重ねていくことが重要です。自分では「ガラスの天井」を完全には壊せないかもしれませんが、後に続く人たちが一歩進みやすいように道を作ることはできる。だからこそ、自治会でも、仕事でも、どんな小さな場面でも、変化のためのアクションを続けたいと考えています。
チャレンジすることの価値
リーダーの座に挑むことだけが全てではありません。重要なのは、自分がいる環境の中で、誰もが公平に活躍できる土台を整えるための行動を起こすこと。それは家庭でも、職場でも、地域社会でも、どこでもできることです。
そして、未来を変える一歩は「自分には関係ない」と思わないことから始まります。少しでも興味を持ち、行動を起こすことで、確実に次の世代への「置き石」になると信じています。
まとめ:小さな行動が未来を変える
アメリカや日本で女性リーダーが生まれる日は、まだ遠いかもしれません。でも、その日を早めるために私たち一人ひとりができることはたくさんあります。チャレンジすることを恐れず、ガラスの天井に少しずつヒビを入れる行動を、今日から始めてみませんか?