昨年、私はトルコ共和国を旅行しました。首都アンカラにあるアタチュルク廟や、イスタンブール、さらにはローマ帝国時代の遺跡を巡るツアーで、トルコの文化や歴史に触れる充実した時間を過ごしました。しかし、「トルコが親日国である」というテーマについて深く考えることは当時ありませんでした。最近、とある動画でこのテーマに触れた際、トルコと日本の絆にまつわるいくつかのエピソードを知り、この話をブログで共有する意義を感じました。
トルコが親日国といわれる理由
1. 江戸時代のトルコ船遭難事件
明治23年(1890年)、トルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町の沖合で遭難しました。当時、日本の住民たちは命がけで乗組員を救助し、その後トルコ政府に丁寧に送り届けました。この出来事が両国の絆の始まりとされています。この事件は、のちに日本とトルコの合作映画『海難1890』として描かれましたが、これには当時の安倍晋三首相が制作を呼びかけた経緯があります。
2. ボスフォラス海峡の橋とトンネル
1988年、イスタンブールに架けられた「第二ボスフォラス橋」はIHIが受注し、日本の技術がトルコで信頼される大きな要因となりました。また、近年では海底トンネル「マルマライ」も大成建設が手がけており、日本の建設技術がトルコの発展に寄与し続けています。
3. 地震時の相互支援
トルコでは1999年にマルマラ地震が発生し、日本から多くの支援が行われました。一方、2011年の東日本大震災の際、トルコからも温かい支援が寄せられました。お互いが困難な時に助け合う姿勢が、両国民の友情をさらに深めています。
海峡クルーズで感じた学び
旅行中、人気のオプションツアー「ボスフォラス海峡クルーズ」にも参加しました。ガイドが橋や周辺の歴史を丁寧に説明してくれましたが、当時は予備知識がなく、正直に言えば聞き流してしまいました。しかし、帰国後に動画でトルコと日本の関係を知り、復習をすることで改めて学び直しました。この経験を通じて、旅行後に復習をすることの重要性を感じました。それは、訪れた国の理解を深めるだけでなく、自分の国を知るきっかけにもなるからです。
今回の動画視聴は私にとってとても良い体験になりました。これからも海外旅行を通じて、自分の国を知り、新しい学びを得ることを楽しみにしています。
トルコを訪れる際のポイント
- 主要都市と世界遺産巡り イスタンブールやアンカラはもちろん、カッパドキアやエフェソス遺跡も必見です。
- 親日エピソードを事前に知る 旅行中に現地の人々と親日の歴史について話題にすると、より深い交流が生まれるでしょう。
- 注意点 トルコの文化や歴史を尊重しながら、現地での振る舞いに気をつけることで、より良い印象を残すことができます。
まとめ
トルコが親日国である理由は、歴史的背景や文化的交流に根ざしています。江戸時代の救助活動から現代の地震支援に至るまで、両国は互いに支え合ってきました。この事実を知ることで、トルコ旅行がさらに意義深いものになるはずです。
トルコを訪れる際には、親日のエピソードをぜひ確認し、現地での体験を深めてみてはいかがでしょうか。