イスタンブールは、東洋と西洋が交差する歴史と文化の宝庫。今回は、イスタンブール初日の夕食を楽しんだ「オリエント急行レストラン」と、その隣に佇む歴史的なシルケジ駅についてご紹介します。豪華なディナーを堪能しながら、往年のオリエント急行の伝説に思いを馳せるひとときは、まさに旅の醍醐味です。

オリエント急行レストランでのエレガントな夕食

イスタンブールの旧市街、シルケジ駅に隣接する「オリエント急行レストラン」は、豪華な内装とトルコの伝統料理が融合した素晴らしいダイニングスポットです。このレストランは、かつてヨーロッパの貴族や上流階級が愛した豪華寝台列車「オリエント急行」の名前にちなんでいます。パリからイスタンブールまで、東洋の神秘を求めて旅した貴族たちの足跡を感じることができる特別な場所です。

レストランの魅力

「オリエント急行レストラン」は、その名の通り、ノスタルジックな雰囲気が漂う内装が特徴です。ステンドグラスの窓や豪華な照明、そして歴史を感じる家具の数々が、まるで100年前にタイムスリップしたかのような感覚をもたらしてくれます。

おすすめメニュー

レストランの料理は、トルコの伝統とモダンなヨーロッパ料理が見事に融合しています。特におすすめのメニューは以下の通りです。

  • イスタンブール風ラムのグリル:スパイスの効いたジューシーなラム肉が絶品。
  • トルコ風シーフードプラッター:新鮮な魚介を贅沢に盛り合わせた一品。
  • バクラヴァとトルコティー:トルコの伝統的デザートを食後に。

また、トルコ産のワインや地元の食材を使用した特製料理もあり、イスタンブールでの最初の夜を豪華に彩ります。

歴史の舞台、シルケジ駅との繋がり

このレストランが位置するのは、歴史的なシルケジ駅(Sirkeci Garı)に隣接しています。この駅は、1883年から1977年まで、パリからイスタンブールへと続くオリエント急行の終着駅として知られています。当時のヨーロッパの貴族たちは、この駅に到着すると、異国情緒あふれるイスタンブールに足を踏み入れ、東洋の神秘に魅了されたと言われています。

シルケジ駅の歴史と映画のロケ地

シルケジ駅は、その美しいステンドグラスとゴシック・オリエンタル様式の建築で知られています。駅舎の壮麗なデザインは、訪れる者に歴史の重みを感じさせると同時に、現代の観光客にも人気のスポットとなっています。

また、この駅は、映画「007シリーズ」の第2作『ロシアより愛をこめて』でジェームズ・ボンドがオリエント急行に乗り込むシーンの撮影場所としても有名です。この駅でのシーンは、映画の中でも特に印象的なシーンの一つであり、映画ファンにとっても見逃せない場所です。

レストランと駅で体験するイスタンブールの歴史

オリエント急行レストランでの食事とシルケジ駅の歴史探訪を組み合わせることで、イスタンブールの文化と歴史を一度に楽しむことができます。豪華な食事を楽しんだ後、シルケジ駅を散策すれば、かつてこの場所を訪れた旅人たちの足跡を感じることができるでしょう。

ちなみに私はアガサクリスティの「オリエント急行殺人事件」でこの列車のことを知りました。レストランの壁にはアガサの写真も飾られていて歴史を感じさせるたたずまいでした。


まとめ

イスタンブール初日の夜を「オリエント急行レストラン」で過ごすことは、過去のロマンを感じながら、トルコの豊かな食文化を堪能できる素晴らしい体験です。また、シルケジ駅の歴史と併せて訪れることで、オリエント急行の伝説とイスタンブールの魅力を余すことなく味わうことができるでしょう。

イスタンブールを訪れる際は、ぜひこの特別な体験をお楽しみください!

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