ニューヨークの紀伊國屋書店で、私は英語版『チラムネ(千歳くんはラムネ瓶のなか)』を手に取りました。 福井が舞台のこの物語は、単なるキラキラした青春小説ではありません。 それは、「目の前のことに、泥臭く、一生懸命に取り組むこと」を真っ向から肯定し、応援してくれる物語です。
「今」を頑張れないやつに、次はない
この物語を読んでいると、ふと思い出す言葉があります。 今年5月に大きな節目を迎える「嵐」のリーダー、大野智さんがかつてメンバーに語ったという逸話です。
「今目の前にあることを頑張れないやつに、次はない。目の前のことを頑張れないやつが、どうやって他で頑張れるんだ」
自由の女神の王冠を目指したあの時、私は「パスポートを死守する」という目の前の攻防に必死でした。25セントのロッカーという誘惑に負けず、目が回りそうな螺旋階段を一歩ずつ踏みしめる。その「今、この瞬間」の積み重ねが、最後には王冠からの絶景に繋がりました。
福井から世界へ、そしてまた福井へ
ニューヨークの棚に並んでいたのは、物語の原点である「1巻」と、大きな壁を乗り越える「7巻」だけでした。 まるで、「4月からまた『1』から始めなさい。目の前の仕事を一人の人間として全力でやりなさい」と、大野さんや千歳くんに背中を押されたような気がしたのです。
英語で書かれた『チラムネ』のページを捲りながら、私は願わずにはいられません。 いつの日か、この物語をニューヨークで読んだ誰かが、「目の前のこと」を頑張り抜いた先に、物語の舞台である福井へ辿り着いてくれることを。
さらばNY、ようこそ「新しい日常」
ニューヨークで学んだのは、華やかな観光のテクニックではありません。 **「どんな異国の地でも、どんな厳しい検査(プロセス)でも、目の前のことに誠実に向き合い、自分を再構築し続ける」**という覚悟でした。
嵐が新しい航海へ向かうように。 マイケルが自分を磨き続けたように。 私もまた、この地で、目の前の一人ひとりと向き合い、新しい物語を書き始めていこうと思います。
Keep walking, step by step. Just like those 162 steps to the Crown. (一歩ずつ、歩き続けよう。あの王冠へと続く162段の階段のように)
【もっと知りたい方へ:『チラムネ』とは?】
私がこれほどまでに熱く語る『千歳くんはラムネ瓶のなか』(通称:チラムネ)について、気になった方はぜひこちらを覗いてみてください。
- 作品公式ページ(ガガガ文庫) https://gagagabunko.jp/special/chiramune/ (作品の世界観やキャラクター紹介、福井の美しいイラストが見られます)
- 私のブログ内の「チラムネ」関連記事(福井の聖地巡礼や、私がこの物語に救われた理由などを綴っています)
- https://monaka-b.com/light-novel-chitose-kun-is-in-a-ramune-bottle-wavering-heart/
- https://monaka-b.com/chiramune-anime/
- https://monaka-b.com/chiramune-anime-author-talk/
- https://monaka-b.com/chiramune-pilgrimage-guide/
- Amazon商品ページ(第1巻) (まずはここから。英語版を探してみるのも面白いかもしれません!)

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