資格の「格」に惑わされない生き方|持っている資格を磨き直す大人の知恵

資格の「格」を競うのはもう終わりにしませんか?


「社会福祉士なら持っているけど・・・」「その資格は国家資格じゃないよね・・・」
地域活動やNPO、あるいは新しい職場。そこかしこに転がっている「資格の格付け」という名のマウント。 それに対して、「もっと上の資格を取らなきゃ」と焦る。そんなループに陥っていませんか?
今回は、私の実体験を交えながら、「手持ちの武器を磨き直すこと」の本当の価値についてお伝えします。

資格の「格」を比べるのは、時間と心の浪費


結論から言えば、資格の上下を競い合うのは、大人として、そして支援者として非常に「もったいない」行為です。
高額な費用と時間をかけて新しい「国家資格」の冠を手に入れても、マウントを取る人はまた別の基準でマウントを探してきます。大切なのは「何を持っているか」ではなく、**「今あるものをどう使いこなしているか」**です。

産業カウンセラーという、誇りある「原点」


私自身、かつて必死に研修を受け、試験に合格して「産業カウンセラー」になりました。当時はその学びに誇りを持っていましたが、いつの間にか日々の忙しさや、新しい制度の波に押され、その資格に少し「埃」が被っていたかもしれません。
しかし、改めて振り返ってみると、産業カウンセラーで学んだ「傾聴」や「人間理解」の技術は、職場でも、日常の人間関係でも、社会教育の現場でも、あらゆる場面で応用が利く一生モノの知恵でした。
取得の苦労を覚えているだけに、その経験は誰にも奪えない自分だけの資産となっています。

「マウント」を余裕であしらうメンタル:金持ち喧嘩せず


周囲に国家資格ホルダーが並ぶと、つい気後れしてしまう。その気持ちは確かにわかります。しかし、その「気後れ」が相手にマウントの隙を与えます。

考えてみてください。 「いい年して、資格の格付けでしか自分の優位性を示せないなんて、少し幼稚かもしれない」・・・


そう俯瞰できたとき、こちらには「金持ち(経験豊かな大人)喧嘩せず」という余裕が生まれます。相手を論破する必要も、無理に肩書きで武装する必要もありません。こちらは淡々と、今ある技術を磨き、目の前の人の役に立てばいいのです。

「持っているものを磨く」という戦略的選択


新しい学校へ通う時間や、数十万円の学費があるなら、それを「今の自分を豊かにすること」に使いましょう。
 例えば、産業カウンセラー。書類を紛失していても、合格した事実は消えません。
協会に照会し、数万円で「現役」に復帰させる。
最新の知識を一つ、二つ付け足して、今ある武器を研ぎ直す。
ゼロから新しい剣を買うよりも、使い慣れた自分の剣を研ぐ方が、実戦(現場)では圧倒的に役に立ちます。

次なる行動へ

当たり前のことですが、資格は持っているだけでは何の意味も持ちません。活かしてこそ活きるというものです。私でいえば、社会教育やNPO活動など、やりたいことにほんの少しエッセンスとして利かせる、それだけで自分も磨けると思います。「この資格でマウントをとり返してやろう」「理論武装してやろう」と考えているうちは、自分の事だけに目が行き、目の前の人と本当の意味の対話ができません。まず。内面から。この、当たり前の尊さを「かつてとった資格」を通して再発見したのでした。

あなたも、ご自分の棚卸しをされてみてはいかがでしょうか

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