最近、健康に関する動画や記事をよく見るようになりました。
若い頃は、正直なところ健康についてあまり深く考えていませんでした。多少食べ過ぎても、少しくらい体重が増えても「そのうち戻るだろう」くらいの感覚です。ところが年齢を重ねると、そうはいきません。健康診断の数字がちょっと気になったり、以前と同じように食べているつもりなのに体重が落ちにくくなったり。「そろそろ何かしなければ」と思うことが増えてきました。
とはいえ、いきなり毎日運動するのも難しいし、厳しい食事制限も私にはなかなか続きません。そんな中で「毎日飲むものを少し変えてみる」というのは、案外始めやすい方法かもしれないと思い、気になっていた**杜仲茶(とちゅうちゃ)と桑の葉茶(くわのはちゃ)**について調べてみました。どちらも健康茶としてよく名前を聞きますが、結局、私たち中高年にはどちらが向いているのでしょうか。
先に結論から
大まかに言うと、こんな傾向があるようです。
甘いものや糖質を摂りがちな人、食後の食生活が気になる人には桑の葉茶。脂っこい食事が多い人、生活習慣そのものを見直したい人には杜仲茶。カフェインを控えたい場合は商品ごとの表示を確認する必要があります。
もちろん「血糖値が気になる人は絶対に桑の葉茶」「血圧が気になるなら杜仲茶」と単純に割り切れるものではありませんし、お茶を飲んだからといってそれだけで健康上の問題が解決するわけでもありません。ただ、普段ジュースや甘い飲み物を飲んでいるなら、その一杯をお茶に替えてみる。そのくらいの小さな生活習慣の変化として考えるなら、健康茶は取り入れやすい選択肢だと思います。
杜仲茶とは?どんな人に向いている?
杜仲茶は、中国原産の杜仲という植物の葉を使ったお茶です。健康茶として昔から親しまれていて、日本でもスーパーやドラッグストアでよく見かけます。
味は、私の印象では比較的飲みやすいお茶です。少し独特の風味はありますが、苦味が強いわけではありません。健康茶と聞くと「苦そう」「薬みたいな味がしそう」と身構える人もいるかもしれませんが、杜仲茶はそのイメージよりずっと続けやすいと感じる人が多いのではないでしょうか。
興味を持ちやすいのは、脂っこいものが好きな人、外食が多い人、年齢とともに生活習慣が気になってきた人、体を動かす機会が減った人あたりです。年齢を重ねると、若い頃と同じように食べているつもりでも体は以前とは違います。私自身、「昔はこれくらい平気だったのに」と思うことがよくあります。だからといって好きなものを全部我慢する生活も続きません。そこでまず、毎日の飲み物から見直してみる。杜仲茶は、そんな人にとって取り入れやすいお茶の一つだと思います。
桑の葉茶とは?どんな人に向いている?
一方の桑の葉茶は、最近特に「糖質が気になる人」「甘いものが好きな人」の間で名前を聞くことが増えたお茶です。桑の葉にはDNJ(デオキシノジリマイシン)など研究されている成分が含まれていて、食生活や糖質が気になる人向けの健康食品やお茶として注目されています。
ただし、桑の葉茶を飲めば血糖値の問題が解決するという話ではありません。健康診断などで血糖値について指摘を受けている場合は、自己判断でお茶だけに頼らず医師の指示に従う必要があります。そのうえで「普段の食生活を少し見直したい」「甘い飲み物を減らしたい」という人にとっては、選択肢の一つになるかもしれません。
甘いものが好きな人、パンや麺類・ご飯が好きな人、食後の食生活が気になる人、糖質を摂り過ぎている気がする人あたりが対象になりそうです。私たち中高年世代は、若い頃より食べる量は減ったはずなのに、なぜか体重は減らないということがよくあります。食事の量は少なくても、お菓子やアイスクリーム、ちょっと甘い飲み物といった「ちょっとだけ」が積み重なっていることも多いものです。「食事を減らす」よりも、まず普段何を口にしているかを見直すほうが現実的なのではないかと、私自身は感じています。
一緒に飲んでもいい?
一般的な飲み物として楽しむ分には、まずそれぞれの商品に書かれている飲み方や注意事項を確認するのが基本です。複数の健康食品やサプリメントを利用している場合、薬を服用している場合は注意が必要で、特に血糖値や血圧の薬を服用している、持病がある、妊娠・授乳中であるといった場合は、自己判断で大量に飲むのではなく医師や薬剤師に相談したほうが安心です。健康のために始めたことが、かえって心配の種になっては困りますから。
どれくらい飲めばいい?カフェインは?
以前は「1日に何杯」と一律に考えていましたが、調べてみるとお茶の濃さや商品によって推奨される飲み方は違います。「健康のためには1日○杯」と決めつけるより、購入した商品の表示を確認し、無理のない範囲で飲むのがよさそうです。健康によいからといって、たくさん飲めばいいというものでもありません。
カフェインについては、杜仲茶も桑の葉茶も一般的にはカフェインを含まない商品が多いようですが、他の茶葉とブレンドされている商品もあります。夜に飲みたい、カフェインを控えている、寝る前の飲み物を探しているという場合は、パッケージを確認してから選ぶと安心です。
健康茶に期待しすぎないほうがいい理由
ここまで書いてきて最後に一つ。私は、健康茶に「万能薬」のような期待をしないほうがいいと思っています。お茶を飲んだだけで血糖値も血圧も体重もすべて解決する、そんな簡単な話なら誰も苦労しません。
でも、だからといって意味がないとも思いません。ジュースを飲んでいた午後の一杯を桑の葉茶にする。脂っこい食事のあとに、甘い飲み物ではなく杜仲茶を飲む。毎日何気なく口にしていたものを少しだけ変えてみる。中高年になって思うのですが、健康というのは何か一つ特別なことをするよりも、毎日の小さな選択の積み重ねなのかもしれません。「これを飲めば健康になる」ではなく「今日は少し体のことを考えてみよう」くらいの気持ちで始めるのが、結局いちばん続けやすい気がしています。
まとめ
杜仲茶と桑の葉茶、どちらが絶対によいというものではありません。脂っこい食事や生活習慣が気になり始めた人には杜仲茶、甘いものや糖質を摂り過ぎている気がする人には桑の葉茶。そのくらいの目安で、まず興味を持ったほうから試してみるのがよさそうです。
大切なのは無理なく続けられること、そしてお茶だけに健康を任せないこと。食事、運動、睡眠、全部を完璧にするのは難しくても、毎日の飲み物を少し変えることなら私たちにもできるかもしれません。「最近ちょっと健康が気になるな」というとき、杜仲茶や桑の葉茶を生活を見直す小さなきっかけにしてみるのもいいと思います。


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