「ニューヨーク行くことにしたの!」
そう家族に宣言してしまったのは、勢いとちょっとの夢のせいです。
なんとなく気になっていたニューヨーク。あの映画の街、ミュージカルの聖地、世界の交差点。グランドゼロ・・・
心の中で「いつか行きたいな」と想い続けて数十年・・・
また、最近ではNYに10年近く住んでいたダンス講師から話を聞いたり、ビデオを見せていただいたりして、「やっぱすごいな!活気が違う」と感心してしまったのです。こんなにキラキラ、胸躍る街ってそうそうない気がする。
あ、そういえば、私がひそかに「推し」ているスタンドアップコメディのタレントも、NYに拠点をもって頑張っている(最近は日本国内での巡業が目立つが・・・)。
そんなこんなで、一生に一度は行ってみたいとずーっと気になっていたのは事実。ただ、時差、距離、日数すべてにおいて後回しにしてしまっていました。
“いつか”という言葉をそろそろ信用しなくなってきた63歳の私と、
それを横でニコニコ見ている年上の夫。
ニューヨークに行きたいかぁ?!
そんな私たちがついに動きました。というか、夫が「もうそんなに行かんと思うから、パスポート更新は5年にした」と、嬉しそうに言ったので、腹は決まりました。
「しかたない。連れてってやるか」
そう、3月にニューヨーク行き、飛行機だけは取ってしまったのです。もちろん?夫には事後報告です。
しかも、思い切ってプレミアムエコノミー。ビジネスには届かなかったが、結構条件のよさそうな機体がとんでいるではありませんか。
長いフライトがしり込みの原因でもあったので、やらしいですが、ここは「金に物を言わせる」ことにしました。というか、フライトも旅の楽しみのうちです。
一人旅でも一度「ビジネス」を経験したら、10時間以上エコノミーはさすがにきつい・・・。中高年、いつまで貯金を持っているか、いつ使うか問題で、
「今でしょ」
にしたのです。もちろん、これからもバイトを続ける前提で・・・。
問題はここからでした。
ホテルが、決まらない。
いや、ほんとに決まらない。
YouTubeを見れば、オシャレなVlogに英語ペラペラの旅人さん。
TikTokを見れば、軽快な音楽とともに
「NY旅行5つのコツ!」
「人生で一度は泊まりたいホテル!」
と若者たちの情報が踊っています。
一方こちら、
- 足は比較的自信があるが、ふたりとなると少し不安
- 体力も昔とは違う
- でもせっかくだから楽しみたい
- そして何より 予算、めちゃくちゃ気になる
さらに、
夫は「あなたの決めるように」
よく言えば尊重、悪く言えば主体性ゼロ。
結果、私は完全にツアーガイド化。
チケットを「清水の舞台から飛び降りる面持ちで」予約したところで、ちょっと「燃え尽き症候群」っぽくなってしまっていたのもありました。
ついに思いました。
「……これ、ホテル選ぶ前に心が折れるんじゃない?」
現在の私たち
- 航空券 → 取った(偉い!)
- 決意 → した(たぶん!)
- でもホテル → 放置気味(ダメ!!!)
だんだんこういう気分になってきました。
「あれ?キャンセル料かかるけど……もう面倒じゃない?」
そしてすぐ後に、こうなります。
「でも子どもたちに“ニューヨーク行く!”って言っちゃったし!!」
この往復です。
脳内が永遠に綱引きです。
でもね、たぶんこれが“中高年旅行の現実”
若い人の旅行みたいに
勢いとかノリだけでいけない。
- 体力
- お金
- 準備
- そして、ちょっとした不安
全部背負って、それでも行きたいって思える場所だから、
余計に迷うんですよね。
ニューヨークは「夢の街」だけど、
いざ現実でチケット取ったら
突然ものすごく現実的な街に変わる。
でもやっぱり行きたい。
だって、たぶん一生に一度。
なので、ここで宣言します。
60代と年上の夫婦、
ニューヨーク旅行、
ここから本気で準備します。
ホテル?
……これから頑張ります(震え声)。


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