先日、知り合いに動画ファイルをギガファイル便で送りました。容量が大きい動画だったので、いつものように「アップロードしてURLを送るだけ」のつもりだったのですが、しばらくして返ってきたのは「使い方がわからない」という一言。
自分では当たり前になっている操作でも、初めて見る人にとってはハードルが高いんだなと、あらためて感じた出来事でした。同じように「相手に大容量ファイルを送ったら困らせてしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。この記事では、そのときに整理した内容をまとめておきます。
ギガファイル便、実はここでつまずきやすい
ギガファイル便のダウンロード画面を開くと、まず目に飛び込んでくるのは大量の広告です。しかも厄介なことに、「ダウンロード」「今すぐ見る」といった、いかにも本物っぽい広告ボタンが紛れ込んでいます。慣れている人なら無視できますが、初めて見る人には「どれが本物のボタンなのか」が全くわかりません。
相手に送る受け取り手順(そのまま伝えられます)
知り合いに実際に送った案内文はこちらです。パスワードを設定している場合は◯◯◯◯の部分を差し替えてください。
【動画の受け取り方】
① さっき送ったURL(リンク)をタップして開いてください。
② 開くと広告がたくさん出てきますが、無視して大丈夫です。「ダウンロード」「今すぐ見る」みたいな紛らわしいボタンもありますが、それは広告なので押さないでください。
③ 画面を下にスクロールすると、ファイル名の横に小さめの「ダウンロード」ボタンがあります(緑かオレンジ色)。それが本物なので、そこをタップしてください。
④ もしパスワードを聞かれたら、◯◯◯◯(パスワード)と入力してください。
⑤ タップすると保存が始まります。動画は容量が大きいので、少し時間がかかります。
保存された場所は、iPhoneなら「ファイル」アプリの中、Androidなら「ダウンロード」フォルダの中に入っています。
もっと簡単な方法はないか探してみた
そもそも、ギガファイル便より簡単で速い方法はないのか。同じような動画(300MB程度)を送る場合を想定して、いくつかの方法を比較してみました。
| Googleドライブ | firestorage | ギガファイル便(現状) | |
|---|---|---|---|
| 相手側の操作 | リンクを開いて「ダウンロード」を押すだけ | リンクを開いて「ダウンロード」を押すだけ | 広告に紛れたボタンを見分ける必要あり |
| 広告 | なし | ギガファイル便より控えめ | 多い |
| 速度 | 比較的速い(Googleのサーバーのため安定) | 普通〜やや速い | 混雑時は遅い |
| 容量制限 | 無料15GBまで(Googleアカウントの空き容量に依存) | 無登録で300GiBまで | 300GBまで |
| 保存期間 | 自分で削除するまでずっと残る | 最大14日と短め | 最大100日 |
| 自分側の準備 | Googleアカウントが必要(お持ちなら数クリック) | 登録不要、ギガファイル便とほぼ同じ感覚で使える | 登録不要 |
動画が330MBほどとそこまで大きくない場合は、そもそも転送サービスを使わずにLINEの「ファイル」機能で直接送るのが一番手間がかからない方法でした。トーク画面の+(プラス)ボタンから「ファイル」を選んで送ると、通常の動画メッセージのように画質が落ちることもなく、最大1GBまで送れます。相手はLINEの中でタップするだけで済み、ブラウザに移動したりURLをコピーしたりする必要もありません。
LINEファイル送信の落とし穴:写真アプリに直接入らない
ただし、LINEの「ファイル」で送った動画には注意点があります。写真アプリ(カメラロール)に自動で入るわけではなく、LINEアプリの中に保存される形になるということです。ここが、ギガファイル便からLINEに変えたときの新しいつまずきポイントになります。
相手に伝えるときは、次の流れまで案内しておくと親切です。
- トークに届いたファイル(動画のアイコン)をタップすると、その場で再生できます。
- 保存したい場合は、再生中の画面やファイルのメニューから「保存」を選びます。
- iPhoneの場合:保存メニューに「写真に保存」という項目があれば、それを選ぶとカメラロールに入ります。もし「写真に保存」がうまくいかない・見当たらない場合は、共有ボタンから「”ファイル”に保存」を選ぶと、iPhone標準の「ファイル」アプリに保存できます。あとから写真アプリで見たい場合は、「ファイル」アプリに保存した動画を開き、共有ボタン→「画像を保存」(動画の場合は「ビデオを保存」)を選ぶことで、写真アプリ側にも移すことができます。
- Androidの場合:「ダウンロード」に保存され、端末の「ダウンロード」フォルダやギャラリーアプリの中に入ることが多いです(機種によって表示場所が多少異なります)。
結論:相手に合わせて使い分ける
- 動画が1GB以内で、相手もLINEを日常的に使っている → LINEのファイル送信が一番早くて簡単
- 動画が大きい、または相手がLINEをあまり使わない → Googleドライブ(自分がGoogleアカウントを持っていれば)
- アカウントなしでとにかく大容量を送りたい → firestorage(ギガファイル便より広告が少ない)
「送る側は簡単でも、受け取る側は迷う」というのが大容量ファイル転送の落とし穴です。相手がどんなツールに慣れているかを考えて選ぶだけで、こうした行き違いはずいぶん減らせそうです。

コメント