上海中高年女性一人旅。行ってきました。今回の目的の一つとして「自転車に乗ってみたい!」と思っていてついに実行できました。
でも、これがなかなかスムーズにはいかなかったんです。

今回は、中高年女性の私が初めて海外でレンタル自転車に挑戦した記録をお届けします。
旅行中に「ちょっとやってみようかな」と思っている方の参考になればうれしいです。


アリペイで手続き、でも乗れない!?ハローバイク迷子事件

まず挑戦したのが、「アリペイ」アプリから操作して使えるというハローバイク(青い自転車)。私が見た青い自転車はどれも新しくきれいでした。自然とテンションも上がります。事前に予習としてみた動画でもこの自転車に乗っておられました。


さて。私はというと。。。アプリ上で手続きを進めたものの、いざ「乗ろう!」と思ったら…

あれ? 自転車が見つからない。
アプリには登録番号が表示されてるけど、それがどの自転車を指しているのかわからない。

しかも、私は**「バイク」と「自転車」の違い**もいまひとつ理解しておらず(ハローバイクという名前なのに…)、
バイク乗り場を探してウロウロしたりして、すっかり挙動不審モードに突入。

結局、自転車を見つけることができず、諦めて乗らずじまいになってしまいました。

📱後から「このまま借りたことになってて、法外な請求が来たらどうしよう」と冷や汗ものでしたが、
幸い、何事もなく処理されていたようで一安心でした。


黄色い自転車はラクだった!「美団」アプリでリベンジ成功

次に試したのが「美団(メイトゥアン)」というアプリ。
こちらは黄色い車体のレンタル自転車が対象で、やり方もとてもシンプル!

レンタルの操作をアプリでやったのち、自転車のフレームにあるQRコードをアプリで読み取ると、そのままロックが解除されてすぐに使えるというものでした。
わたしには感覚的にこちらの方がわかりやすくて、無事に利用開始できました!

返却のときもアプリで操作するとピッと施錠され、支払いもアプリ内で完結
「おお〜これならいける!」とちょっとテンションが上がりました。


初めての中国の道をゆく…ドキドキの実走体験

しかし。実際に乗ってみると、これがまた…緊張の連続。
なるべく車の多い大通りは避けて、裏道っぽい静かな道を選びながら進みました。

信号によっては、あと何秒で赤に変わる、というカウントダウンがあるのですが、結構ぎりぎりでひやひやしました。

右側通行はそれほど気にならなかったけれど、
バックミラーがないので後ろがよく見えないことや、
**ベルの場所がわからず「鳴らせない!」**なんてハプニングも。

(※後で気づいたのですが、右ハンドルを手前に回すとベルが鳴るようになっていました。)

また、自転車にはライトがついていないものもあり、夕方以降の走行は避けました。
でも周囲を見ると、他の人は薄暗くてもビュンビュン走っていて、日本とは感覚が違うんだなぁとしみじみ。

道案内はスマホ頼りですが、さすがに走行中に見るのは危ないので、
何度も止まりながら地図を確認して、やっとのことで目的地へ。

終わった頃には、**力が入りすぎて腕がだるい…(笑)**というおまけつきでした。


自転車の返却場所って…自由じゃないの?

使用後の返却についても、ちょっとした気づきがありました。

アプリには「指定の駐輪エリア」があるようでしたが、
私は周囲を見て、なんとなく他の自転車が固まっているところに置いて終了

でもその後、何度かトラックが歩道上の自転車を回収している場面を見かけて、
「あれ、これって管理されてるんだな…」と実感。

どうやら、運営側が自転車の位置を把握して、台数の偏りを調整しているみたいです。

🅿️ 次に利用するときは、ちゃんとアプリで「駐輪可能エリア」を確認して返そうと思いました!


歩くときも気をつけて!「左からバイク」問題

そして、歩行者としての注意点もひとつ。

信号が青になったので安心して横断歩道を渡ろうとしたところ、
なんと! 左からバイクが突っ込んできてクラクションを鳴らされたんです。

思わず「えっ!? 左から!?」と驚きましたが、
これは日本とは違う交通の感覚なんだと痛感しました。

🚨信号無視の車両もあるので、「青信号=安全」ではないのが現実です。
左右どちらからも車やバイクが来るかも…と常に警戒して歩くのが大事ですね。


なんやかんや、やっぱり「やってよかった!」

怖い思いもちょっとだけあったし、アリペイの自転車は乗れずじまいだったし、
ハプニング続きのレンタル自転車体験でしたが――

結果としては、**楽しかった!やってよかった!**と思っています。

海外でのちょっとしたチャレンジは、旅の記憶にしっかり刻まれますし、
次に行くときは、もっとスムーズに乗れるかも?という自信にもなりました。


▼これからレンタル自転車にチャレンジする方へ▼

  • アプリの使い方は事前に確認しておくと安心
  • 自転車の置き場所にも注意!(勝手に止めない)
  • 交通ルールは違うことを前提に、安全第一で!
  • 「気楽に、でも慎重に」がおすすめの心構えです

旅は、いつも予定通りにはいかないけれど、
そんな“予想外”が面白かったり、後で思い出になるんですよね。

あなたももし、上海で自転車を見かけたら――
ちょっと勇気を出して、「乗ってみようかな?」と思ってもらえたらうれしいです。