足の不安と向き合いながら参加した、初めてのコンサート体験

暮らし・日常

不安の中で迎えたコンサート当日

30年以上活動を続けているアーティストのコンサートに、今回初めて足を運びました。
長く第一線に残り続けているという事実だけでも、そこには理由があるのだと感じます。

とはいえ、今回は気軽な外出ではありませんでした。足の怪我があり、同行者からも「本当に行けるの?」と何度も心配され、自分自身も不安になりました。


事前にプロモーターへ問い合わせて分かったこと

心配なまま当日を迎えるのは避けたかったため、事前にプロモーターへ電話で問い合わせをしました。
車いす席の利用が可能かを確認したところ、

  • 車いすの貸し出しは行っていないこと
  • 利用する場合は、事前にチケットを分配して申し込む必要があること
  • スペースには限りがあること

など、具体的な説明を受けました。

最終的には車いすを使わずに参加しましたが、移動には想像以上に時間がかかり、会場内のアップダウンも多かったため、「いっそ車いすを利用した方がスムーズだったかもしれない」と感じる場面もありました。
一方で、車で来場したため、車いすが乗らない可能性があったことも判断材料のひとつでした。


アリーナ席で体感した臨場感と安心感

結果的に割り振られたのは、前から20列以内のアリーナ席。
一段階上のチケットとほぼ変わらない位置で、ステージ全体をとても近くに感じられました。

アーティストがステージ端に来ると、表情が肉眼ではっきり分かる距離感。
大型ビジョンの視認性もよく、音もクリアで、体に過度な負担を感じることなく楽しめたのはありがたかったです。


ロックの迫力だけでない、スローテンポ曲の魅力

いわゆる「ガンガンのロック」というイメージを持っていましたが、実際にはスローテンポの楽曲も披露されとても美しく、心に深く残りました。

長年積み重ねてきた表現力があるからこそ、静かな曲でも会場全体を惹きつける力があるのだと思います。
一度の体験で、すっかりファンになってしまいました。


行ってみて強く感じた、配慮の必要性

実際に会場へ行ったことで、普段はあまり意識していなかった「車いすの方への配慮」についても考えさせられました。
移動距離の長さ、段差や傾斜、人の流れ――体が不自由になると、ひとつひとつが大きなハードルになります。

以前、別の記事で障がいのある人の大変さについて書いたことがありますが、今回の体験を整理してみて「それでもやりたいことはやりたい。やってよかった」と改めて納得できたような気がします。


それでも「行ってよかった」と思えた理由

体が不自由だと、どうしても引っ込み思案になってしまうことがあります。
「無理をしない方がいいのでは」と思う気持ちも、確かに大切です。

それでも、今回のコンサートは、そんな迷いを超えて行った価値が十二分にありました。
音楽は、ともすれば「不要不急」と言われることもありましたが、苦しい時期を乗り越えながら活動を続けているアーティストの姿には、大きな力をもらえます。


音楽の力が、もっと多くの人に届くように

楽しい経験が、できるだけ多くの人に、状況に関係なく届く社会であってほしい。
今回の体験を通して、そう強く思いました。

これからも、体と相談しながら無理のない形で、音楽と向き合い、活動を続けるアーティストたちを応援していきたいと思います。

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