その3,100円に「納得」はありますか?
日々の暮らしを丁寧に営むなかで、「もしも」への備えは常に頭の片隅にある課題です。先日、ある防災食セットの共同購入を目にしました。
3食分で3,100円(税込)、職場用などにいかがでしょうか、という案内でした。
「これさえあればひとまず安心」というパッケージは魅力的ですが、あえて問いかけたいのは、その価格への「納得感」です。
3,100円の内訳を論理的に解剖する
まず、このセットの市場価値を冷静に分析してみましょう。
(今回のラインナップ)
1 共同購入品
保存食3食分セット(消費期限:製造日から3~5年間)
●内容:保存用ファイバービスケット
ミルクスティック
ひだまりパン(チョコ味)
缶詰(フルーツ・いわし味噌煮)
フリーズドライごはん(わかめ味)
野菜ジュース
スーパー保存水500ml×2本
中身の概算:
ビスケット、パン、缶詰、フリーズドライご飯、水などを個別に揃えると、Amazonで調べたところ大体次のようになりました。
保存用ファイバービスケット 365円
ミルクスティック 345円
ひだまりパン(チョコ味) 355円
缶詰(フルーツ・いわし味噌煮)210円+273円
フリーズドライごはん(わかめ味)691円
野菜ジュース 177円
スーパー保存水500ml×2本 180円×2 合計3053円(税込)
※ ただし、これはセット売りの単価を計算しただけで実際は一個ずつ買えるわけではないです
→ こうやって実際に計算してみると、買う手間や時間を考えると「妥当」「お手軽」だということがわかりました。
「用意された安心」から「自分で作る安心」へ
私たちの目指す「経済的な自立」という観点から見れば、もう少し踏み込んだ検討が必要かもしれません。
たとえば、私たち一人ひとりの食に関する嗜好や年齢については考慮されていないからです。よくよく見ますと、このセットには野菜ジュースや甘いお菓子が含まれており、単に栄養、エネルギー補給としての食だけでなく、楽しみの部分も含めたバランスは配慮されています。しかし、炭水化物に偏っている側面も否定できません。
もし、あなたがこの3,100円を予算として「自分でセット」を作るとしたらどうなるでしょうか。
タンパク質の強化:
好きなメーカーの焼き鳥缶や鯖缶を増やす。あるいは比較的長期に保存できる豆類のものを探すのもいいかもしれませんね。
好みの反映:
食べ慣れないビスケットではなく、本当に美味しいと思える保存食を選ぶとよいかもしれません。以前は非常食といえば「乾パン」でしたが最近は「ビスコ」も取り入れられるようになっています。理由は「ぼそぼそしすぎず、クリームが入っていることでのどへの潤いも期待できる」とのことらしい。確かにビスケットはものによってはのどが詰まったり、あとでのどが渇いたりする懸念がありますね。セットのものが口に合うかどうかは不明です。
自分で一つひとつの品を選び、賞味期限を把握することは、自分の生活の手綱を自分で握るという「自立の練習」になります。
改めて防災(減災)について考える
今回私は共同購入のお誘いをきっかけに自分の備蓄について改めて考えたわけですが、読者の皆様さまにもとっていただきたい行動を整理します。
現状把握: 今、手元にある備蓄品の期限を確認する。
比較検討: 市販セットを「ベース」として利用しつつ、不足しているタンパク質などを個別に買い足す。
情報発信: 「自分にとっての最適解」をノートやブログにまとめ、思考を言語化する。
「誰かの決めた3,100円」に自分を合わせる必要はありません。
論理的にコストを見極め、自分の価値観で中身を入れ替える。その主体性こそが、これからの人生を支える真の備えになるはずです。
また、買いそろえた非常食は「買って終わり」ではなく定期的に食べておくことをおすすめします。いざというとき口に合わない、食べにくい、時間がかかる、道具がいる等々思わぬデメリットがでてこないよう日頃から余裕のある時に食してみるとよいと思います。
もちろん、今回の3100円のセットも試食ととらえれば、少量ずつ入っていて良い商品だと思います。これだけで1日3食実際に使って暮らしてみるくらいの事をすれば、より自分のことがわかるかもしれませんね・・・。
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