デイトレ初挑戦で1,900円の損失を授業料として学んだこと

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1,900円の損は、私を「相場の奴隷」から解放する授業料だった


「やってしまった……」

画面に表示された「-1,900円」という数字。

私は今日、初めてデイトレードなるものに挑戦し、みごと損失を出してしまいました。ひっそりと暮らし、数少ない平日の休みが常の私にとって、1,900円は少し贅沢なランチが楽しめる金額です。

実際、「何もしなかったらあのおいしいランチが食べられたのに」という後悔が頭をよぎりました。
しかし、今の私は不思議なほど冷静です。なぜなら、この損失は「負かされた」のではなく、私が「ここで止める」と自分で決めた(決めることができた)撤退の結果だと思えるからです。

「焦り」という高い通行料を払った午前10時



昨日から私は「明日になったら一度、デイトレードに挑戦しよう」と決めていました。

そして今朝の私は、完全に市場の波に飲まれていました。9時に市場が開始されたらすぐに行動したかったのですが、あれこれ雑務をやっている間に時間は10時近くに・・・。

あらかじめ 狙っていた銘柄のチャートをチェックすると急上昇。

この様子を見て、「乗り遅れてはいけない!」と慌てて中途半端な状態で「成行注文」を出してしまったのです。

ルールはわかっているつもりだったのに・・・。


結果は、あさイチにぐっとあがったままで、売買が減少、そのまま値上がりすることもなく、 ぐずぐずと値崩れし、損切に。

初心者がやりがちな、典型的な失敗です。あさイチにぐずぐずしてチャンスを逃してしまったのを取り返そう!挽回できる!という、全く根拠のない「焦り」が、判断を狂わせました。この時、私はすでに負けるべくして負ける道に足を踏み入れていたのです。

私を最悪事態から守ってくれた魔法の予約「ツイン指値」




しかし、強がりかもわかりませんが、最悪の事態に至らず、まだ2000円弱で済んだのは次の理由です。

もし株価が下がり始めたら、含み損が増えていく恐怖にさいなまれそうですが、「損切ライン」を決めて注文を入れておくことは当然しました。

しかし、りかくは?

本来なら画面に張り付いて祈るしかない場面ですが、ここで私は一つの武器を使いました。マネックス証券の「ツイン指値」です。
これは、
「ここまで上がったら利益を確定する(利確)」
「ここまで下がったら損を認めて売る(逆指値)」 を同時に予約できる機能です。

そもそも株の売買には「二重売りの禁止」というルールがあり、逆指値(損切り)を単体で入れてしまうと、その株はロックされてしまい、別の「利確の指値」を出すことができません。

しかしこの「ツイン指値」という機能を使えば、「この金額になったら利益確定」「この金額より下がったら損切」という注文を同時に出すことができるのです。


はずかしながら、私はこのやり方をしらなかったので、初めは「損切」だけを注文していました。しかし、それではずっと高値になるのをみていないといけません。なので、調べてみてツイン指値という注文を使うことにし、先ほどの単独損切はいったん削除し、注文しなおしたのです。

結果はだめだったが


結果として、株価はその防波堤(損切ライン)を叩きました。しばらくチャートから目をはなし、もどったときには自動的に売却されていました。損失は1,900円でした。

正直、とても残念です。最初からうまくいくとは思えませんでしたが、2000円近くを「溶かす」のは庶民としては、痛いです。

ただ、かんがえようによってはこの金額で済んだ、とも言えます。

もしこの設定をしていなければ、損失は今ごろランチ代どころか、一ヶ月の光熱費ほどに膨らんでいたかもしれません。

「素人」だからこそ伝えられる、小さな自立の形



「何もしなければ損はしなかったのに」 そう考えることもできます。でも、挑戦しなければ「自分の弱さ」も「守り方」も一生知ることはできませんでした。
明日からまた平常運転の仕事が待っています。

でも、今日のこの学習を無駄にしないよう、ただし 相場の世界にどっぷり浸かるのではなく、
朝のわずかな時間に戦略を立てる
予約注文(ツイン指値)に後事を託す
あとは自分の生活(仕事や家事)に集中する

と決めました。
このリズムこそが、私たち世代が目指すべき「精神的な避難所」であり、「小さな経済的自立」への近道だと確信しました。

失敗をノートに書く: なぜ焦ったのか?を言語化し、同じミスを「資産」に変える。
ルールを称える: 損切りができた自分を「規律を守ったプロ」として褒める。
前を向く: 本来の正業に全力を注ぎ、働いて1,900円を「稼ぎ戻す」喜びを味わう。

株の道も、人生の後半戦も、あまくはありません。 でも、「損切りのルール」さえ持っていれば、私たちは何度でも立ち上がることができます。
今日の1,900円。それは、私が「相場の奴隷」を卒業し、「自分の人生の主導権」を取り戻すための、最高の授業料になりました。

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