一泊二日、東京家族旅行記(1)
年に一度、家族3人での恒例行事。今年も昨日から一泊で東京に行ってきました。目的はひいきの球団の野球観戦です。
結果から言うと、応援していたチームは負けてしまいました。それでも、家族で球場の空気を味わえるのはやっぱり特別な時間です。
新しい家族を置いての旅
今年は少し勝手が違いました。というのも、我が家に新しく犬を迎えたばかり。今回はシッターさんにお願いしての外出です。
実際に旅行に行くまで、人なれさせるために「保育園」に通わせたり、シッターさんの事前カウンセリングを受けたりました。
旅行中は楽しみながらも、頭のどこかで「〇〇ちゃん、ちゃんと過ごせているかな」とずっと気にかけていました。ペットのいる旅行あるあるかもしれません。
炎天下の落とし穴
今の時期の屋外観戦は、やはり暑さとの戦いでもあります。歩き回っているうちに、途中で「気持ち悪い」と感じる場面がありました。今思えば、軽い熱中症だったのかもしれません。中高年世代は特に、暑さへの耐性が若い頃と違うことを実感させられます。
さらに体にこたえたのが、外と中との温度差です。駅のホームは焼けつくように暑いのに、電車の中は異常なほど冷房が効いている。屋外を歩けば汗だくになり、屋内に入れば今度は冷えを感じる。これを一日中繰り返しているうちに、だんだん体がついていかなくなってきました。こまめな休憩と水分補給、そして羽織るものの用意、改めて大事だなと痛感しました。
予想外によかった、柴又
正直なところ、柴又には最初あまり興味がありませんでした。ところが実際に歩いてみると、川越のように昔ながらの街並みが残っていて、横丁のような雰囲気で食べ歩きも楽しめる、思いがけず良い場所でした。(体調がいまひとつだったので、私自身はあまり食べられなかったのが心残りですが。)
「キャラクタールーム」という沼
今回宿泊したホテルは、球団公認の「キャラクタールーム」というプランでした。通常の部屋より少しお高いのですが、これがなかなか凝っていて、正直あなどっていました。
まず目を引いたのが壁一面のキャラクター仕様の壁紙。部屋に入った瞬間、テンションが一段階上がるのがわかります。それだけでなく、部屋のあちこちに仕掛けがありました。
- 選手の顔がプリントされたハンガー
- 名場面や思い出の一枚を飾った写真
- チェックインすると流れる、球団からのウェルカムメッセージ
- 宿泊者限定でもらえる小さな記念品
- 一般にはなかなか出回らない、専門誌のバックナンバー
- ちょこんと置かれたマスコットキャラクターのぬいぐるみ
過去の名選手の名場面を集めたDVDや、球団の専用グッズのような雑誌まで部屋に備え付けられていて、チェックインしてからしばらく、荷解きもそっちのけでそれらに見入ってしまいました。
冷静に考えれば、一つひとつは壁紙、ハンガー、ぬいぐるみと、ささやかなものです。けれど、ホテル側が「ファンが何を見たら喜ぶか」を視覚・聴覚・手元に残るものと、あらゆる角度から積み上げて部屋を作っている様子が伝わってきて、単なる宿泊施設ではなく、ちょっとしたアトラクションのような気分になりました。値段が上がる分、体験としての満足度もきちんと上乗せされている、という印象です。
後で知ったのですが、私たちが泊まった部屋とは別のタイプには、監督が実際に使っているものと同じ椅子が置かれているのだそうです。そこまでこだわるのか、と驚きました。部屋のグレードによって仕掛けが変わってくるあたり、ファンとしては全種類制覇したくなる気持ちも分かります。
こういう「あがる」仕掛けを考えて作る人たちの仕事ぶりに、素直に感心してしまいました。中高年になると、こうした遊び心のある企画に触れる機会自体が減っていくので、余計に新鮮に感じたのかもしれません。
楽しむには、普段の気構えも大事
旅の途中、夫とちょっとした言い争いになる場面もありました。夫はすぐカッとなるタイプですが、意外と引きずらないほうで、むしろ言われた側の私のほうが後々まで気にしてしまうタイプです。
こういう小さな衝突があると、せっかくの旅行の空気が一瞬曇ります。旅先で機嫌よく過ごすには、その場の頑張りだけでなく、普段からの関係の積み重ねが地味に効いてくるものだな、と改めて思いました。
次回は、柴又といえば外せない「男はつらいよ」と寅さん記念館について、少し調べたことも交えて書いてみます。
→ 次の記事:寅さんは、本当に愛されているのか(2)

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