60代で始める食欲コントロール|医師と相談して選んだ過食改善への第一歩

はじめに

「もう歳だから」「老後だから」――そんな言葉で自分をひとくくりにしたくない。60代になった今、ふとそう思うようになりました。

直接のきっかけは、始めたダンスのために「体重を落としたい」と思ったことでした。自己流でプロテインを食事の代わりに摂取する、いわゆる置き換えダイエットにも挑戦してみましたが、うまくいきませんでした。振り返ってみると、通勤が徒歩から車に変わったり、座っている時間が増えたりと、生活習慣が少しずつ変化していたことも影響していたのかもしれません。結局夜になると過食してしまう、ご飯を食べた後にスナック菓子に手が伸びてしまう、ということがやめられませんでした。

なお先にお断りしておきたいのですが、この記事は薬を「おすすめ」するものでは決してありません。ネットでも話題になっている薬で、副作用や依存性の問題があることも承知の上で、あくまで慎重に、医師と相談しながら向き合っています。自己否定と自己嫌悪を繰り返すだけの日々ではいけないと思った、一人の中高年の記録として読んでいただけたら嬉しいです。

ダイエットを医師と取り組むことに

今日、美容医療クリニックで処方していただいた、食欲を抑える薬(サノレックスというお薬です)の服用をスタートしました。ここでいう「自己管理」とは、体重管理そのものというより、長年うまくいかなかった過食との付き合い方、そして間食との決別のことです。これは単なるダイエット記録ではなく、自己否定が強かった自分が、久しぶりに「変わってみよう」と一歩踏み出した記録でもあります。いつも旅の話を書いているこのブログですが、今回はちょっと違う角度から、今の自分の心境を残しておきたいと思います。

サノレックスとは?

まずは処方された薬について、調べたことをまとめておきます。

  • 一般名:マジンドール
  • 承認年:1992年に日本国内で承認された食欲抑制剤
  • 適応:食事療法・運動療法だけでは効果が不十分な高度肥満症(肥満度+70%以上、またはBMI35以上)に対する補助療法として用いられる薬
  • 作用の仕組み:脳の視床下部にある摂食中枢に作用し、食欲を抑えることで自然と食事量を減らせるようにする
  • 注意点:依存性や肺高血圧症などのリスクがあることから向精神薬に指定されており、医師による厳格な管理のもとで使用される。投薬期間はトータルで3か月が上限とされることが多い(今回は最初に2週間分が処方されました)
  • 服用タイミングの一般的な目安:昼食前の服用が基本とされ、飲み忘れた場合は夕食前でも可(ただし夜の服用は睡眠障害のリスクがあるため避けるべきとされる)

※ここは一般的な情報です。実際の用法・用量や注意事項は、必ずご自身が診察を受けたクリニックの指示に従ってください。

クリニックでの診察

実は、このクリニックを訪れたきっかけはダイエットとは別の相談でした。問診票の中に「参考までに聞きたいこと」という欄があり、そこにダイエットについて書いたところ、食欲を抑える服用薬があることを教えてもらい、そのまま処方していただく流れになりました。

その際、正直に自分の食生活も話しました。

  • 夕食を食べた後にスナック菓子を食べてしまうこと
  • 寝る直前にアイスやコンビニスイーツに手が伸びてしまうこと

こうした「わかっているけどやめられない」感覚がメンタルから来ているのかもしれない、という話も含めて相談しました。美容医療という選択肢ではありますが、自分の意志だけではコントロールしきれない怖さや、うまくいかない自分へのもどかしさもあって、今回は薬の力を借りることに決めました。

この薬についてはネットでもいろいろ話題になっていることを医師にも伝え、副作用や依存性のリスクについても改めて説明を受けました。医師からも「積極的におすすめする薬ではない」というスタンスで、慎重に、短期間で様子を見ながら進めていきましょうという話になりました。

処方内容は以下の通りです。

  • 処方薬:サノレックス(マジンドール)0.5mg
  • 用法:1日1錠
  • 処方日数:まずは2週間分
  • 投薬期間の上限:トータルで3か月までと説明を受けました

※体重の数字は今回あえて記載していません。気になる方向けというより、経過や気持ちの変化を中心に残していく記事にしたいと思います。

※私は今回自由診療、「カウンセリング」の形でクリニックを訪れました。ダイエットの話は最初するつもりはなかったのですが、ちらっと聞いたら思いのほか医師が丁寧に説明してくださったのです。

服用1日目の記録

クリニックでは「昼食前に服用、ただし睡眠障害が出るようであれば時間を前倒しに」と説明を受けていました。今日は10時に飲もうかとも思ったのですが、少し中途半端な時間だったので、職場で11:00に服用。

  • 服用時間:11:00(職場にて)
  • 体調の変化:12:00頃、なんとなく胃のあたりに空気がわいてくるような、膨張感に近い感覚がありました。吐き気というほどではなく、不快感も強くはない程度。
  • 食事・食欲:がっつり「味わう食事」はせず、エネルギー補給としてプロテインを摂取。「まずい」「食べたくない」という感覚ではなく、単純に食欲自体があまり湧かない、という感じでした。
  • 気持ちの面:まだ服用初日ということもあり、身体の反応を観察している段階。大きな不安感はなし。

※午後は特に気にしていたら「なんとなくふわっとした感覚」(これはエネルギーが低いから?)がないわけではないですが、副作用なのかどうかは明日以降も観察したいです

これからの目標・記録の方針

薬を続けられるのは最長でも3か月。ゴールは体重の数字だけでなく、長年やめられなかった「夕食後の間食」「寝る前のスイーツ」から自分の意志で離れられるかどうか、そして「自分で決めたことを、自分の意志でやり切れた」という実感を持てるかどうかだと思っています。まずは2週間、体と気持ちの変化を記録していきます。

※毎日決まった時間に服用するように、一日1錠処方されていますので、私の場合、昼前の時間に飲むように決めました。

おわりに

「60代だから」「老後だから」と、自分で自分に線を引いてしまうのは簡単です。でも今回、薬という力を借りることも含めて「まだ変わろうとしている自分」を、少し誇らしく思っています。

自己否定が強かった分、今回のことは私にとって小さくない一歩です。同じように「もう歳だから」と諦めかけている誰かの背中を、少しでも押せたら嬉しいです。

次回は服用の様子(一週間程度)と、心境の変化をお届けする予定です。

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