北欧でオーロラを見る。
そう考えると、なんとなく長い旅行を想像していました。せっかく北欧まで行くのだから、ヘルシンキも歩きたい。「かもめ食堂」の世界も見てみたい。ムーミンにも会いたい。マリメッコも見たい。できればサンタクロース村にも行ってみたい。
北欧まで行くなら、あれもこれも。
私も、もちろんそう思います。できることなら、全部やってみたい。
でも、全部を入れていけば、旅行は長くなります。そして、お金もかかります。
何より、時間が必要です。
私にとって、一番大きいのは「時間」だった
もちろん、お金は大切です。北欧旅行ですから、安い買い物ではありません。
でも今回、STWのツアーを見ていて、私が一番惹かれたのは値段ではありませんでした。
3泊6日。
この日程でした。
北欧まで行く。オーロラを見る。それなのに6日間。
最初に見たとき、
「これなら、行けるかもしれない」
と思いました。
お金の話だけではありません。むしろ、時間です。一週間も二週間も休みを取る。そんな大旅行なら、現実にはなかなか難しい。
でも、6日間なら。
もちろん簡単ではありません。それでも、手が届きそうな長さです。北欧という場所が、急に遠い夢ではなくなったような気がしました。
北欧を全部見ようとするから、遠くなる
考えてみれば、北欧旅行が遠い存在になる理由は、「北欧まで行くから、全部見なければならない」と思ってしまうからかもしれません。
ヘルシンキ。フィンランド。ノルウェー。ムーミン。マリメッコ。かもめ食堂。サンタクロース。フィヨルド。そしてオーロラ。
全部やろうと思えば、何日あっても足りません。お金も必要です。でも、私は今回、北欧を制覇したいわけではありません。
オーロラを見たい。
それだけです。そう考えたら、旅は急にシンプルになりました。
潔く、オーロラだけを見る
北欧へ行く。
でも、観光地を全部回らない。買い物もしない。有名な場所を制覇しない。
サンタクロースにも会わない。かもめ食堂にも行かない。ムーミンにも会わない。
……書いていると、少し寂しくなってきました(笑)。
もちろん、現地にもっと長くいれば、できることは増えます。サンタクロースとツーショットを撮ってもらえるかもしれない。ヘルシンキで「かもめ食堂」を思い出しながらコーヒーを飲むこともできるかもしれない。ムーミンにも会えるかもしれない。
でも。
全部をやらなくてもいい。今回の目的は、ただ一つです。
潔く、オーロラだけを見る。
北欧へ行く理由を、一つに絞る。そうすると、3泊6日という日程にも意味が出てきます。
北陸の曇天育ちが、北欧の空を見に行く
そして、考えてみると、これも少しおかしな話です。
私は北陸の冬を知っています。灰色の空。雨。雪。なかなか見えない太陽。
以前の記事にも書きましたが、「冬に光が見たい」と言って、北陸を離れていった人の話を聞いたことがあります。
北陸の冬を知っている私が。その曇天を知っている私が。わざわざ、もっと寒い北欧へ行く。
しかも、冬に。オーロラを見るためです。
北欧でも、当然、曇るでしょう。オーロラが出ていても、雲があれば見えません。
だから、3泊というのは短いようでいて、私には重要な数字です。
一晩だけではない。もし一晩目が曇っても、次がある。
二晩目がだめでも、まだ次がある。
北陸の冬を知っているからこそ、「晴れるまで待つ時間」が必要だ。ということは、なんとなくわかります。
3泊6日という「ちょうどよさ」
3泊6日。
もっと長く滞在した方が、オーロラを見る可能性は上がるでしょう。
それは間違いありません。でも、旅行には現実があります。
時間。お金。体力。そして、仕事や生活。何日でも旅行できるわけではありません。
だから、
「一番いい旅行」ではなく、「自分にできる旅行」
を考えなければならない。3泊6日は、私にとってその境目のような気がしました。
短すぎない。でも、長すぎない。
北欧まで行くには短いようで、現実の生活から考えると、なんとか手が届きそう。この「なんとか」が大事です。
北欧を諦めるのではなく、欲張るのをやめる
今回、STWのツアーを見ていて、私は少し考え方が変わりました。北欧旅行を諦める必要はない。
ただ、
全部をやろうとしなければいい。
北欧に行く。オーロラを見る。それだけにする。ムーミンは、また今度でいい。マリメッコも、また今度。かもめ食堂も、また今度。サンタクロースも、また今度。
……本当に「また今度」が来るかどうかはわかりませんが(笑)。
でも、オーロラだけは。今、一度見てみたい。だから今回は、
北欧旅行ではなく、オーロラ旅行。
そう考えればいいのだと思いました。
人生、やり残したことを一つずつつぶしていく
最近、少し思うことがあります。
人生、やり残したことを一つずつつぶしていく。
大げさなことではありません。ただ、「いつかやってみたい」と思っていたことを、いつまでも「いつか」のままにしない。
できる方法を探してみる。全部を完璧にしなくてもいい。豪華な旅行でなくてもいい。へたをすれば、エコノミークラスでもいい(笑)。
北欧の名所を全部見なくてもいい。
ただ、
オーロラを見る。
そのために北欧へ行く。
3泊6日なら。
もしかしたら、本当に手が届くかもしれない。
そう思ったら、これまでただの妄想だった北欧旅行が、少しだけ現実になりました。
もちろん、まだ行くと決めたわけではありません。
でも、「無理だから考えない」ではなく、「どうすれば行けるだろう」と考える段階に入ったような気がしています。
ところで、ここで蛇足です
……と、ここまで書いて、また話がそれます。
蛇足の、脱線ださこさんです。
3泊6日なら時間は手が届きそう。お金も、オーロラだけに目的を絞れば、どうにか考えられそう。となると、ここで別の問題が浮上してきます。
「お前、いつまで働くんだ問題」です。
中高年。
しかも定年後のパートタイマーには、これがなかなか難しい。働いていれば、お金はある。でも、時間がない。
仕事を辞めれば、時間はできる。でも、今度はお金が心配になる。なんとも都合よくできています。
北欧へ行くための3泊6日を確保すること。
実は、オーロラを見ることより、その方が難しいのかもしれません。
いや。それ以前に。
私は、いつまで働くつもりなのだろう。
北欧旅行について調べていたら、なぜか人生設計の問題まで浮上してきました。
困ったものです(笑)。
さて。
ここまで来ると、次に考えなければならないことがあります。
3泊で、本当にオーロラを見るチャンスは足りるのだろうか。
北陸の曇天育ちとしては、そこを簡単に考えるわけにはいきません。
どうせ行くなら、一晩だけ空を見て、「今日は曇りでした」で終わるわけにはいかない。
北陸の曇天育ちが、わざわざ北欧まで曇り空を見に行った。そんなことになったら、あまりにも悲しい(笑)。
次は、「オーロラを見るなら、本当は何泊必要なのか」を調べてみようと思います。

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