上海は、行ってみると思ったより近くて、刺激的で、でも落ち着いたところも多い街です。
今は小松からの直行便が止まっていて、以前より少し遠回りになりました。日中関係のこともあって、なんとなく足が遠のいている方もいるかもしれません。でも、行ってみれば物価はリーズナブルで、人も街も、思ったより穏やかです。「また行きたい」と思わせてくれる街なんです。
そんな上海へのひとり旅を決めた私が、今回ずっと先延ばしにしてきた「eSIM問題」についにケリをつけました。
結論AiraloのeSIMを選びました。WiFiルーターの約半額で、荷物も減って、現地では快適でした。
この記事では、なぜAiraloにしたのか、設定はどうやるのか、VPNはどう考えればいいのかを、私が実際につまずきながら調べた過程ごと書きます。
ずーっとWiFiルーター一択だった私が、今回だけは迷った
これまで海外旅行では、迷う余地もなくWiFiルーター一択でした。「とりあえず持っていけば安心」という感じで、特に不便もなかった。
でも旅のたびに気になっていたのが、eSIMやSIMカードの存在です。「もっと安いんじゃない」「ルーターを持ち歩かなくていいって楽そう…」と思いながら、なんとなく手を出せずにいました。
結局今回も最初はWiFiルーターを予約。でも——やっぱりeSIMが気になる。「そろそろ試してみようかな」と思って、いろいろ調べ始めました。
3つの選択肢を真剣に比べてみた
① レンタルWiFi——いつもの安心感があるけれど…
設定も簡単、複数の機器で同時に使える。でも、意外とかさばるし、充電も別にしなければならない。今回は荷物をできるだけ軽くしたくて、そこが引っかかりました。
② 現地SIM——コスパは良いが、小さな部品が怖い
調べるほどコスパが良さそう。でも、SIMカードを入れ替えるには電源を切って、小さなピンでトレイを開けて……正直、小さな部品をなくしそうで不安。空港の待合で作業している方を見かけたことがあり、興味はあるのですが。
③ eSIM——物理カードなし、QRコードだけで使える
物理的なカードがいらず、スマホにQRコードを読み込ませるだけで通信が使える仕組み。日本で事前に設定できるプランがあることを知り、「これならいけるかも」と思いました。
Airaloを選んだ4つの理由
YouTubeで比較動画をいくつか見て、実際に使っている人の感想をチェックしました。その中で「これならいけそう」と感じたのがAiraloエアラロです。
- 中国での利用実績が多く、レビューが安定していた
- 料金がリーズナブル——私の場合、WiFiルーターの約半額
- アプリが直感的で使いやすそう
- 設定方法の動画が多数あって安心——「なんだ、意外と簡単そう」と思えた
今回は、WiFiルーターを保険に残しつつ、Airaloを実験的に使ってみることにしました。「気になるけど分からないまま先延ばし」は、今回で終わりにします。
STEP 0まず自分のスマホがeSIM対応か確認する
契約前に確認が必要です。私はiPhoneなので、実際に電話で確認しました。
- 「設定」→「一般」→「情報」にアクセス
- ロックの記載が「ロックなし」となっていれば対応できます
対応機種の目安iPhone XR以降、Google Pixel全シリーズ、Samsung Galaxy一部、Sony Xperia最新モデル中心。
STEP 1〜5Airaloの購入から通信開始まで
STEP 1アプリをインストール・アカウント作成
App StoreまたはGoogle Playで「Airalo」をダウンロード。メールアドレスまたはSNS連携でアカウント登録1分ほど。
STEP 2中国で使えるeSIMを選ぶ
ホーム画面から「中国」または「Asiaアジア地域」を検索。データ容量・使用日数に応じてプランを選びます例1GB・7日間など。
中国・香港・マカオ対応の「Great China eSIM」というプランを選ぶ方が多いようです。VPNなしでもネットが使えるという声もあります。
STEP 3eSIMをインストールする2通りの方法
方法①QRコードで読み取りiPhoneなど
- 別の端末でQRコードを表示
- 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「QRコードを読み込む」
- 表示される手順に従いインストール数分で完了
方法②アプリ内から自動インストール対応端末のみ
- アプリ内で「eSIMをインストール」をタップ
- 承認やプロファイルのインストールを確認して進めるだけ
STEP 4eSIMを有効化する
- モバイル通信の設定画面で、AiraloのeSIMを「オン」に
- モバイルデータの優先SIMをAiraloに設定
- 日本のSIMはオフにすると、データローミング課金を防げます
STEP 5現地到着後に通信開始
- モバイル通信をオンにして接続開始
- 通信が不安定なときは一度「機内モードON→OFF」で再接続
中国旅行で必ず知っておくべき「VPN」のこと
中国では、Google・LINE・Instagramなどのアプリがそのままではつながりません。中国のネットワーク規制通称「グレートファイアウォール」のためです。
これを回避するための手段がVPNです。ただし、中国国内でのVPN利用は規制の対象になる場合もあるため、使用は自己責任となります。Airaloの「Great China eSIM」のように、VPNなしでもある程度のネット利用ができるプランを選ぶのも一つの方法です。
ひとつ大切な注意点アリペイの設定中に「認証」が必要な場面があります。「メッセージ」と「電話」のどちらかを選ぶとき、eSIM切り替え中はSMSが受け取れなくなる場合があります。「電話」を選んでおくと安心です。
まとめ「おっかなびっくり」でも、やってみてよかった
小松からの直行便が止まって、中国への心理的なハードルが少し上がっている今だからこそ、「でも行く」という気持ちで準備を始めることに意味があると思っています。
上海は刺激的で、近くて、リーズナブルで、落ち着いた場所もある。一度行くと、また行きたくなる街です。
eSIMの準備も、調べてみれば難しくありませんでした。「気になるけど失敗したら怖い…」と思っていた方の、背中を少し押せたら嬉しいです。

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