外灘ライトアップ、やっぱり行ってよかった夜の黄浦江沿いを歩いた中高年一人旅

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外灘(ワイタン)の夜景を見たくて、宿泊した豫園エリアから歩いていきました。

20分ほどで着くはずが、方向感覚をちょっとだけ間違えて30分かかった。でも着いたときの「あ、これか」という瞬間は、上海旅行でいちばん印象に残ったシーンかもしれません。

外灘は、中国近代の歴史的な建築が立ち並ぶ黄浦江沿いの遊歩道です。対岸に浦東の高層ビル群が輝いていて、西洋と中国と近未来が同時に視野に入る。これが上海、という景色です。

豫園から外灘へ。歩けば20分、それが正解だった

外灘へ向かう道は徐々に人が増えていきます。地元の方も観光客も、夜になると自然と川の方へ向かっていく感じ。それについていけば着きます。

川沿いの遊歩道に出た瞬間、対岸の浦東の夜景が目に飛び込んできました。東方明珠テレビ塔の赤い光と、上海タワーのグリーン、環球金融センターのフラットな頂点。三つのビルが並ぶシルエットは、写真で何度も見ていたのに、実物はまったく違う迫力でした。

人が多い。それも含めて「外灘」だった

平日の夜でも、遊歩道は人でぎっしりでした。カップル、家族連れ、観光客、あちこちでスマホを掲げて写真を撮っている人。喧騒の中でも川沿いの夜風は涼しく、ベンチに座って対岸をぼんやり眺めるだけで十分幸せでした。

遊歩道には屋台も出ています。私はトウモロコシを買って食べながら歩きました。アリペイで支払い。まったく問題なし。ただ、人が多いので荷物の管理はしっかりと。ウエストポーチを前に抱えるようにして歩きました。

背後の建築群も見ごたえあり。歴史を背負った石造りの建物たち

外灘はただの川沿いではありません。背後に並ぶのは、20世紀初頭に建てられた西洋式の銀行・商館・ホテルの建物群。中国の土地に建てられた、ヨーロッパの重厚な石造り。今は多くがブランドショップやホテル、銀行として使われています。

昼間に見るのとはまた違って、夜間はライトアップされてとても美しい。川の光と背後の建物の光が重なって、ここが上海であることを実感させてくれます。

ベストタイムは20時〜21時。電飾が全部点灯している時間帯

日が沈んで完全に暗くなってから対岸の夜景が映えます。私が行ったのは20時ごろ。浦東のビル群が全部点灯していて、川面にもその光が映っていました。22時以降は一部のライトアップが消えるという話も聞いていたので、それより前に行ってよかったと思っています。

外灘は「何もしなくていい場所」。それがいい

外灘は入場無料で、予約も不要。川沿いを歩いて、立ち止まって、眺めるだけです。それなのに、記憶に残る場所になりました。

「上海まで来て何をするの」と聞かれたら、「川沿いをぶらぶら歩いた」と答える。地味に聞こえるかもしれないけれど、それが上海旅行のなかで一番「来てよかった」と思えた瞬間でした。60代一人旅、予定を詰めすぎない。歩きたいところを歩く。それがいちばん自分に合った旅のかたちでした。

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